互いのことは特に知らない。たまたま出逢って、コーヒーを一緒に飲むだけの間柄。佐倉が友人の荊木にとある秘密を打ち明けてから、彼らの関係はひどく濃密なものと化していく。 友情と恋慕の間をうろつくような男ふたりの話。
マキタたちはひとまず開放機構の中に招き入れられた。 しかしすぐには信用を得られる筈もなく、時間ばかりが無駄に過ぎていった。特に開放機構の実質的リーダー、マイスコルは、マキタたち傭われ軍団に執拗に疑いの目を向けてくる。それもその筈、開放機構は少し前から、作戦という作戦を政府軍に読まれ、ことごとく返り討ちに遭っていたのだ。 もうこれ以上は待てない。コイケが決意したその時。 別の衛星上にあった開放機構の基地が政府軍に襲われた。生存者を乗せた輸送艇がマキタたちのいる開放機構本拠を目指して進んでくる。こちらの基地を敵に発見されないためには、彼らの犠牲もやむを得ないとするマイスコルに反発するエレナ。そのエレナに味方したマキタは、傭兵仲間アレクとともに、輸送艇救出のために愛機で飛び出していく。
宇宙からのメッセージに気が付いた日本の若手科学者がシグナルを解読し、それは映像であることがわかった。ただそのシグナルには解析できないシグナルが含まれていた。そのシグナルも解明したのだが。
「グレイ家の兄弟」の第9回です。ラスボス戦もいよいよクライマックス!戦局が大きく変わります。また、今回の見どころは、兄弟の抜群の連携プレーです! 最後に勝つのはG4か、それともガルーか…。 ※まだこれで終了ではありません。ご注意ください。
銀河系の中心に位置する人工惑星ギーンの酒場にて、宇宙の引き揚げ屋(スペースサルベイジャーズ)のマキタ・ソウゴは愛銃〈ハンディキャノン〉の一閃で、1人の女の危急を助ける。 だが、女がマキタに近づいたのは、目的があってのことだった。 銀河を舞台にした冒険スペースオペラ、ここに開幕!
「グレイ家の兄弟」の最終回です。平成のうちにアップすることができました。最後までお読みくださった読者の皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。エピローグとして、激戦から数日後のG4の姿を書きました。 また、最後にちょっとしたお楽しみがあります。ぜひ最後までお読みください。
「グレイ家の兄弟」の第8回です。ガルーの族長・ライカンスロープに指定された場所で、G4が再戦します。異次元級の強さと残虐さを持つライカンスロープに、G4は勝てるのか!?