オオカミ型ロボットになった少年は、自分を改造した王子と初めて一緒に仕事をする。 仕事の内容は少年の想像と大きく違った。王子の体は分解され、頭を残して全てガラスの水槽に入れられてしまった。 施術を担当する快楽士のモモに聞くと、王子は自身のエナジーを国民に分け与えるため、自分の体を「簡単に分解し、組み立ても出来る」ように改造したという。
人類がどこかで感じている科学では証明できない存在、『神』。 こことは違う宇宙、多次元宇宙理論に基づいた、どこか別の宇宙の外側、超次元と呼称される場所で神オーディンはデヴィル、ベルゼバブと対峙していた。星々を機械の歯車とするほど、宇宙全域が機械で覆われた宇宙で、ゼウスとアスモデウスは対話する。 神々はデヴィルとあらゆる世界で遭遇し、幾千、幾億、幾兆もの時代を戦った。 すべては変革をもたらす『救世主』の現出を待ちわびながら。
完結済みオリジナルSF小説。創作BL、R-18。ユートピアな未来を舞台に、地球の美青年政治家ヤーガと植民地星の生き残りウァルグラの、快楽追求と成就しない恋。
弓の名手『戦場の道化師』。彼女は荒廃した地球をめぐり、祖父の遺品を集めながら、違法ギルドと敵対していた。百発百中のガンマンであるギルドの若い幹部は、彼女の秘密に気づき、接触を試みる。人間業を超えたバトルの間に生まれる、人間的な交流。空は彼女の色をしている。