中学3年生に進級し、卒業後の進路・将来を意識するようになった魔美。彼女が思い描く「幸せ」とは……。 藤子・F・不二雄先生の名作「エスパー魔美」のテレビアニメ最終回の半年後を描いた二次小説。
心を持たない、一人の機械がいました。 暖かい血が流れ年を重ねる毎に老いていく人間の体を持ちながら、彼は機械として扱われていたのです。 見たこともない獣がいました。 奴らは毒を撒き散らして世界を侵食していきました。 大勢の人が死にました。 人と獣との大きな戦いが始まりました。 機械は自分が仕えれる王様の為に戦います。 戦いは激しさを増していき、そんな中、機械は一人の少女と出会います。 その少女は戦いで傷いた機械に優しくしてくれました。 だけど、機械は優しくされる意味が分かりません。 やがて彼は変わっていきます。 その意味を知るために。 このお話は機械(マキナ)と呼ばれた少年の人生を綴ったものです。 あなたがページをめくれば始まります。