同棲している彼氏、ハルが帰ってこなくなった。 ナツキは二人のこれからについて答えを出そうとするが…… あなたの近くにも居そうな、ありふれたカップルの小さなラブストーリー。
いつかの時代。オレンジ色の屋根が立ち並ぶどこかの町で、時々屋根には青いインクのしみがつくんだって。町の人たちは「ありゃあ、天使さまが歩きなさったんだ」っていうんだ。屋根の上には天使さまがいて、天使さまが歩くとその足跡が青いしみになって残るんだって。 出稼ぎにその町で働き始めた九歳の少年、東洋人の末裔のリュウリの目は不思議。その不思議な目でリュウリは天使さまを見つけてしまったんだ。刷毛みたいな翼の先っぽから、青いインクをぼたぼた垂らしながら、何の気にも留めずのんびり屋根伝いに歩く天使を。 ――これは、翼から空色のペンキを零し続ける天使の少年と、色覚異常を持つ煙突掃除の少年の、三年間の思い出。
二兎追うものは一兎も得ず、と言われていますが二兎追うにはどうしたらいいか、ということを書いたものです。 しんがりさんに掲載させていただいていたのですが、事情によりこちらで管理することにしました。
アタシ、島流ケイ! 花も恥じらう16歳の女子高生。ある日ひょんなことから絶海の孤島にある刑務所スローターハウス9にぶち込まれちゃった。そこは一度放り込まれたら生きては二度と出られない2000人の女凶悪犯がひしめく死の刑務所。ここから脱出する方法はただ一つ。刑務所長主催の『監獄アイドルコンテスト』に出て優勝しないといけないんだって。 あー!もうこうなったらヤケだ!アイドルでも何でもやってやろうじゃないの。アタシを含めた四人で美少女アイドルグループ『シャイニングビッチ』を結成し、いざ出陣!待ち受けるは地獄のアリーナで血で血を洗うデスライブ!でも、アタシたちは絶対負けないわよ。歌って、踊って、殺しあって、女囚力120パーセントの最高のライブを見せてあげるから応援よろしく!
日本が世界に誇るパチモン文化『メイド喫茶』を題材にちょっと血なまぐさいハートフルコメディを書きたいと思います。 尚、この物語は当然フィクションであり、実在の秋葉原のメイド喫茶、ならびに関係者とは、一切関係はありません。