飼い主の望み通りの夢を見せてくれる〈夢鳥〉。その夢鳥の卵を盗まれたと騒ぐ鳥飼いに、嫌々ながら卵の捜索を任されてしまった守。 生まれつき夢を見ることができない体質の守と、夢へ自由に行き来できる睡の、二人が出会うきっかけの第一話。
【あらすじ】 夢鳥を預かることになった守(もり)の家へ、睡(すい)がたびたび訪れて居座るようになった。面倒に思っていた守だが、しだいに夢鳥と睡が居る日常に慣れていく。 自由に夢へ行き来する特技を持っている睡だが、どんなに捜しても夢の中で守を見つけることができない。不思議に思った睡は、夢で会った鳥飼いに尋ねてみるが…………睡と守の過去に触れるお話。
◇(古今東西、昔から、食の文化ってやつは、海を渡りやってくるものでして…)お前さん、どんぶりに何を盛ってんだい? …、その顛末やいかに。400文字以内のショートショート落語臭。とても短い創作落語。原稿用紙一枚(20×20=400文字)程度だから、およそ60秒で読める「一分落語」。爆笑は期待できないが、じんわりとくる面白新作落語臭。
ある日の夜、本に宿る精霊から密やかな手ほどきを受ける。 日常に疲れた人、不思議の世界へようこそ。 ※2017から書いていた作品です、この作品はこちらにまとめて引越しします。