茸小説(幻想、怪奇、昔話、SF、童話)(原則として金曜日に投稿します)
茸小説 紹介
茸は動物でも植物でもありません。菌類という生き物です。動物、植物、菌類。昔は植物の仲間でした。動物は動く生き物、植物は植わって動かない、茸は動かないからと植物に入れられたのです。植物もゆっくりですが動きます。菌類だって動きます。でも菌類は幻想性がとても高い。だから菌類を独立させたのです。
菌類のなかで大きな花をさかすものが茸類です。茸は見事に幻想の香りをばらまきます。動物たちは幻覚を見て茸に擦り寄ります。何よりも下等動物である人間は茸に惑わされ、茸に酔いしれてしまいます。さえたる人間が私です。茸に幻覚を見させられ、茸の写真を撮り、ポメラに向かって茸の話を書くようになりました。ずいぶんたくさんの茸に会いました。書いた茸話を本にするのに茸の写真の助けを借りて綺麗な本にしました。もう二十冊もの茸小説の本があります。書いた茸小説は星空文庫にしまってあります。茸の好きな方が書庫を開いてくださるでしょう。そのたびに幻覚胞子がばら撒かれていくのです。草片文庫
書いたものを小部数ですが、一粒書房より自費出版しています。
(興味のある方さしあげます。ブログのコメント欄より連絡ください)
幻茸城 〔304P〕2016年
茸女譚 〔244P〕2017年
茸人形 〔234P〕2018年
お茸さま〔189P〕2019年
茸童子 〔213P〕2020年
火根茸 〔261P〕2021年
遊茸空 〔262P〕2021年
茸異聞 〔246P〕2021年
語い草片〔246P〕2021年
黙茸録 〔265P〕2021年
万茸鏡 〔267P〕2022年
珍茸件 〔267P〕2022年
茸耳袋 〔269P〕2023年
茸の絵師〔224P〕2023年
茸怪夢 〔266P〕2023年
茸伝説 〔234P〕2024年
茸幻泉 〔274P〕2024年
茸饅頭 〔274P〕2024年
吾輩は茸〔237P〕2025年
本のブログ「針鼠の本棚」http://blog.livedoor.jp/hedgehog0808/
漫画、イラストのブログ「アホラ サロン」http://hedgehog0808-ahora.blog.jp/
幻視小説:作者(草片文庫)https://slib.net/a/23121/
大学を卒業して15年の仲の良かったクラスメート四人が再会した。学生時代に八ヶ岳でキャンプをした時、生えている茸を食べておかしくなったっことを思い出す。しかしそれだけではなく、茸はは脳に、変化を起こしていたのだ。
縁の下に生えた茸。猫がその茸を食べた、猫は床の上で宇宙遊泳をしているような格好をするようになた。僕も食べてみた。
通勤電車の中で、たまだが、前の席に足に包帯を巻いた女が座ることがある。 ある日、その女が私の探偵事務所に相談に来た。
眼鏡をかけると生き物がみんな茸に見える。その眼鏡をかけて茸をみたらどうなのだろう。の眼鏡をかけて夜な夜な出かける彼は何をしているのか。
越してきた家の隣の家族は、皆赤い顔をして蒸気をだしている。誘われてその家でお茶を飲んだら自分はどうも彼らの仲間になったようだ。