幻想小説しか書けない愚者
こちらでは主に二次創作作品を置いています。また、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。
即興小説トレーニングさまよりお題のみを頂き、1500文字程度で書いていきます。
父を嫌って生きていた。そんな父が不治の病を患った。ようやく私は開放されると、そう思っていた。
そうだね。今はこの人を「彼」とでも呼んでおこう。「彼」は僕とは違うヒトだった。 そんな「彼」の上質な糸のような言葉は、僕の全てに絡み合い、ついに解くことはできなくなってしまった。
白い子羊は黒い狼は二人で、もしくはたった一人きりで、光の届かぬ森の中にいました。 それらは全てに疎まれていました。しかしそのことは、二人にとってはどうでも良いことでした。