放浪の物書き
いろんな話を書きます。デヴィッド・リンチが好きです。
芳原は約束の場所で、『彼女』を待ち続けていた。 ある冬の夜のこと。芳原は『彼女』を待っているとき、高校の先輩である恭子と再会する。恭子はかつて芳原に淡い恋心を抱いており、得体の知れない『彼女』を待ち続ける芳原に対して複雑な感情を抱く。しかし、芳原の『彼女』への想いは止まらない。そして、『彼女』とは何者なのか?
実験的掌編集。怪奇的であったり、オルタナティブだったり。
誰しもの心の奥底に必ずあるであろう、架空の「還る場所」にまつわる連作掌編群。未完。