肉丸下痢太です。下痢という言葉に抵抗感がある方はマルゲリータ肉と呼んでいただいても差支えございません。
不定期で短編小説を書きます。けっして官能的なモノではないですが、肉の小説には性的描写や不快な表現が多数含まれていることがあります。過度なモノにはR指定を行いますが、基本的にはR15指定ほどの感覚で読んでいただけると幸いです。ホラーというよりはアングラやサブカルっぽい雰囲気を出せたらと思っていますが、こんな発言をしている時点でサブカル作家失格かもしれません。何もかも半端な素人の小説ですが、ちょっと批評するようなつもりでも、軽く味わってみるつもりでも、何でも目を通していただけたらありがたいです。
※趣味で書いている駄文につき、(まずされることないでしょうが)どこにどのような形で本文を引用していただいても構いません。ただ、できれば第三者が書いたことを明記していただきたいです。また、肉以外の方への誹謗中傷や営利目的での使用は禁止させていただきます。
皮膚が弱く、夏場はひどいカブレと蕁麻疹に襲われるズボラな成年アキオ。特に股座は二目と見れない程にひどく荒れていたが、自慰中毒でもあるアキオはどれだけ幹部が痛んでも欠かさず行為にふけっていた。それでもやはり体の不調を改善したいと考えているアキオは、小耳に挟んで訪ねてみた古い漢方屋から怪しい軟膏「猫舌」を手渡される。これが画期的なほど効力を見せるのだが、改善と同時に、アキオは世にも恐ろしい身体異常に苦しまされることになるのであった……
若きカリスマ小説家山村時代のインタビュアーに任命された文芸雑誌のルポライター本条。しかし本条は、山村時代と彼を過度に持ち上げる世の風潮を密かに嫌っていた。複雑な心境の本条に突如、彼をインタビュアーに任命した編集長から飲みの誘いが来る。何と編集長も本条と同じ反山村時代派だったのである。思わぬ意気投合に気分を弾ませかける本条。しかし、そんな彼に対し、編集長は山村時代の小説にはある不可解な秘密があると静かに打ち明ける……
親に甘やかされて育てられ、自身も娘を甘やかして育ててしまうお菊。七五三の日に、愛娘の千代がハトに襲われてしまい、追い払った拍子に弾みでハトをひどく傷つけてしまう。その時、お菊はかつて自分が忌み嫌っていた母親のある姿と自分を重ねてしまう………
夫婦関係にひずみを感じ始めた「私」は、「あの人」との愛を不滅のモノにするため、無理心中を量る。その方法は、キスの前にダージリンティーを飲みたがる「あの人」の習慣を利用した服毒であった。「私」の計画が実行されるとき、電脳世界のような奇妙な空間が「私」と「あの人」の愛を包み込む………