私は幼い頃から私をじっと見つめる監視人の存在を知っていた。監視人は私が今日の地位を得るまでに、その妨げrとなるもの総てを抹殺してきたのだった。だがその行動は次第にエスカレートし、ついには私自身さえ無視するようになる……
小学校5年生の夏休み。私はいつもの遊び仲間たちと函館山の二合目にある軍事施設跡――二合目の防空壕――を探検する。そこは幽霊が出るという噂の廃壕だった。そこで私たちは不思議な体験をすることになる……時は流れ、私たちはみな夫々の進路を歩み成長する。やがて40歳を迎えようかというころ、私は出張先で防空壕を一緒に探検した友人の一人から、其その探検に限らずいつもでリーダーだったガミが交通事故にあい急死したことを聞く。そしてガミの死にはあの防空壕での出来事が。
引き取り手の見つからない仔犬や仔猫の『里親探し・譲渡会』というものが各地で開かれているようです。 それらのひとつを覘いてみました……