これは私が友人より聞いた話である。2012年7月の暑い日…男の元に一通のメールが届いた。メールには複数枚の写真ととあるファイルが添付されており…こう記されていた。 「閲覧注意」ただひと言そう記されたその文字がやけに印象的だったと彼は呟く。男はその文面を見ながら思い出していた。そう…あの事件が起きたあの日もこんなふうに蝉が煩く鳴いていた初夏の夕暮れだった。
列車に乗り込んでくる人につれて、屑男の過去が時系列順にあらわになっていく。 そして木更津は実は「来去不(きさらず)」で黄泉の国の入り口だった。 軽いミステリー・ホラー形式にして、話の面白さと展開で読者の興味を引っ張りました。 ストーリー構成と形式に気を配った1作。
その町では特産品、酒、味噌、醤油をつくるときに、樽の蓋を少し開けておく風習があった。発酵をたすけるあらた(新)神が入ってほしいからだ。
男は茸森と呼ばれる森で、入り口に蜘蛛の巣が張っている石窟をみつけた。(こんな話もたまには書きたくなることがあるのです)
NOAH。EASTCHILDREN。ファントムオブリージェ。ヨーロッパのホームズ。切り裂きジャック。キラークラウン。 2つのNOAH。エブリスタ投稿サイト(ヒューマンドラマ部門)トレンドランキング最高1位獲得作品 作者名の横をポチッとすると作品ページに飛べるよ!! https://estar.jp/users/1301364161
親に甘やかされて育てられ、自身も娘を甘やかして育ててしまうお菊。七五三の日に、愛娘の千代がハトに襲われてしまい、追い払った拍子に弾みでハトをひどく傷つけてしまう。その時、お菊はかつて自分が忌み嫌っていた母親のある姿と自分を重ねてしまう………
若きカリスマ小説家山村時代のインタビュアーに任命された文芸雑誌のルポライター本条。しかし本条は、山村時代と彼を過度に持ち上げる世の風潮を密かに嫌っていた。複雑な心境の本条に突如、彼をインタビュアーに任命した編集長から飲みの誘いが来る。何と編集長も本条と同じ反山村時代派だったのである。思わぬ意気投合に気分を弾ませかける本条。しかし、そんな彼に対し、編集長は山村時代の小説にはある不可解な秘密があると静かに打ち明ける……
皮膚が弱く、夏場はひどいカブレと蕁麻疹に襲われるズボラな成年アキオ。特に股座は二目と見れない程にひどく荒れていたが、自慰中毒でもあるアキオはどれだけ幹部が痛んでも欠かさず行為にふけっていた。それでもやはり体の不調を改善したいと考えているアキオは、小耳に挟んで訪ねてみた古い漢方屋から怪しい軟膏「猫舌」を手渡される。これが画期的なほど効力を見せるのだが、改善と同時に、アキオは世にも恐ろしい身体異常に苦しまされることになるのであった……