極掌編シリーズの一つで、ホラーテイストです。 残酷描写アリとしましたが、実際はそういう映像が浮かぶだけで、具体的な描写はありません。 また、ホラーとしてますが、SF短編集などがあればそこに入れるのがベターかな、と思っています。
現代人の誰の心にも潜む、狂気という名の闇……。 前書き部分は、某自費出版会社からの書評の引用で、自分ではホラーテイストのSFを書いたつもりでしたが、読み返すとSF的要素は皆無でした。なのでジャンルはホラーにしましたが、読んで解る通り、だからどうした? ということもありません。 彼がその後どうなったか、を想像するのもまた、楽しいかな、とは悪趣味でしょうが、そんなお話です。
折り合いの悪かった母を、自らの提案で乗り合わせたバスの事故で亡くした大学生の朱里は、不思議な夢を見るようになる。緑の森の中にある、白い部屋。深緑の瞳で薄茶の髪の美しい彼は微笑む。その内に現実でも不思議なことが起こってきて…… 彷徨う乙女と、それを救いたいと歩む青年のおはなし。完結しています。
時雨の元に数日前から毎晩、容姿端麗な少年が夢に現れるようになって…? 秋夜の異常な愛情が時雨の心を動かす。その結末は…?
欠けている場所が目立つか否か。 私と、あなたがたとの違いは、ただそれだけ。 『皆、欠落人間。 それで、いいじゃないか。』
「快楽と戒律は共存しなければならない」 独特な思想を持つと有名な九重美咲は、某国立大学の倫理教師だ。生徒や職員に尊敬の眼差しを向けられる彼女には、反倫理的な裏の顔があった。今は亡き恋人──相沢芹香が忘れられず、彼女の面影を呈した女性たちと関係を結ぶ。しかしどれも本当に求めている愛とはかけ離れていることに絶望し、女を残忍な手口で処分してゆく。そしてまた、新たな犠牲者が生まれようとしていた。
ホラー・コメディ 「先生、今日の夢聞いてください」 「あや、昨日俺の首を絞めただろ」 厄払いを知らない少女は保健室に通う
──七不思議の一つ、その幽霊になりませんか? 死んだらしい僕は、何一つの記憶もなく、暗闇の中で目覚めた。 その眼前に現れた一人の少女、“トイレの花子さん”で有名な花子さん。 彼女は僕に七不思議の一つになるというツアー(?)を持ちかける。 社会の闇。見えないところで起こる犯罪。 幽霊が幽霊になる所以は一体──