戦前から「嫌悪の坩堝」と呼ばれた風の街、『赤江』。 差別と貧困に苦しみながらも前だけを見つめる藤代友穂と、彼女を愛する伊澄銀一の若き日の物語。 この街で起きた殺人事件を発端に、銀一達とヤクザ、果てはこの国の裏側で暗躍する地下組織までもが入り乱れ、暴力の嵐が吹き荒れる! 前作『芥川繭子という理由』に登場した人物達の、親世代のストーリーです。 直接的な性描写はありませんが、それを思わせる記述と、残酷な描写が出て来ます。
熱い夜を自慢げに語るローゼルと転げまわるロイド。 それを機に決意を新たにするエリルたち。 一方、アネウロの力を垣間見た騎士たちは彼女の過去を調べる。 そしてセルヴィアから彼女の時間魔法が語られるのだが――
二人の夜を超えて頭が真っ白のロイドとうっとり顔のローゼル。 そんな二人の事を考えてモヤモヤのエリルは―― そして同じ頃、行方不明となっていた騎士が市街地に現れ――
ラッキースケベ状態のままでデートの日を迎えてしまったロイドは、ウキウキ顔のローゼルに引かれて街へ繰り出す。 同じ頃、任務を終えて帰還途中の国王軍にオズマンドが襲い掛かり、とある村ではS級犯罪者と十二騎士が鉢合わせ――
校長の不在によって桃色かつ肌色な状態がより強力になったロイドたち。そんな中、交流祭に関連して一通の手紙が届く。 一方、ツァラトゥストラを手にしたオズマンドから一人の男が王城へとやってきて――
交流祭を終えたロイドだったが、依然としてラッキースケベ状態ゆえの女難に見舞われ、エリルたちの猛攻が始まろうとしていた。 一方、アルハグーエの手によってバラまかれた力によって多くの悪党やテロ集団であるオズマンドが行動を開始して――
アフェランドラとの試合を終え、終わりを迎える交流祭。 同時に非常にまずい状態に陥ったことを恋愛マスターより告げられるロイド。 みんなとドタバタするロイドに対してエリルは――
舞台は22世紀の日本。西暦2101年、花想(かそう)元年。 全ては一通の予告状から始まった。 「愛しのマリカへ。素晴らしいプレゼントをありがとう。君にぴったりのドレスを贈るよ」 その意味不明の文章に、一般大衆は恐怖で戦く。 「怪盗マリーに果たし状!?」 「返り討ちにされるぞ!?」 「今度は誰が消されるんだ!?」 混乱を鎮めるため、政府機関は秘密裏に「彼ら」を呼び出す。 「――宝石強盗を始末しろ――」 不気味な女たちのパフォーマンスショー、開幕!!!!
奴隷の反乱。それ自体は各地で起こっているのは知っていたし、けれども私には関係のないものだと勝手に思っていた。 首謀者は、私と仲の良い子だった。子どもの頃に付けられた奴隷で、可愛らしい女の子だった。
交流祭最終日、ついにプロキオン騎士学校生徒会長のアフェランドラとの試合を迎えるロイド。 他の生徒会長らと比べると目立たず、好戦的でもない彼女はなぜかロイドとの試合を待ち望んでいた。 他の生徒会長を凌駕する彼女の力に、ロイドは持てる力の全てで挑む――
生徒会長同士の試合の後、ラクスとの試合に臨むロイド。 稀有な時間魔法やイクシードとしての能力など、特異な力を数多く持つラクス。 それに対し、ロイドは吸血鬼としての力を発動させる――
欲望むき出しの男、パライバに目をつけられてしまったローゼル。 変態さに目をつぶれば相当な実力を持つパライバだが、ロイドとある約束をしたローゼルは――
この特別編は、甲賀忍者の統帥・千代女と、その幼馴染である伊賀忍者の頭領・半蔵の幼き日を描いたものです。 ~15話までのあらすじ 天下統一に向け躍進する信長のまえに立ちはだかる武田家――信玄を支える最強の忍ともくされる甲賀忍者の統帥『望月千代女』。 千代女を抹殺するために、伊賀の地に送り込まれた光秀は千代女の幼馴染である服部半蔵を味方につける。 千代女と半蔵の幼いころの思い出……かつて唇を重ねたふたりが選んだ道は――。
ロイドとの今後を賭けた勝負を始めるエリルとキキョウ。 圧倒的なパワーで攻めるエリルに対し、フィリウスがその才能を認めたキキョウの技は――
それぞれの交流戦が始まり、自分の力を確かめる面々。 多くの強者が挑戦者として更なる強者に挑む中、エリルに挑んできたのはロイドの友達のキキョウで――