鳥打の鳥蔵が茸を採ってきた。その中に蛇の卵があった。親蛇がが探しに来て長屋の人と仲良くなります。そのうんちから生えた茸は・・・
時はいにしえ、うるわしの真奈(まな)の国。 神のやしろに飼われる少年むめは、国でただひとり、守護神・好文比売命(あやこのむひめのみこと)の乳を受けて育ったみなし子といわれていた。 周囲はむめを生き比売神と崇め、あるいは女神に替わる慰みものとして弄ぶ。むめは鬱屈を抱えたまま、おのれの母を心のどこかで探していた。 少年が自分のアイデンティティを探し求める、平安時代風奇譚。
奇形の双子、奴隷商人、旅の富豪。アカシアの生い茂るこのオアシスはその昔乾燥した砂漠荒野であったという。ワディが川になった経緯とクジラの言い伝えにまつわる説話的ファンタジー。