たとえ自分の意に沿わない部署であっても、人事異動は拒否しないのがサラリーマンの心得である。それを断わるなら、辞める覚悟をしなければならない。『社史編纂室勤務を命ずる』という辞令を見ながら、栗本は頭の中で転職先を考えていた…
ギリシャ神話のパンドラの箱。 この話に全然別の解釈が出来ることに気付いて、憂鬱になる僕。 そんな僕に、友人が覚えずアリアドネの糸を授けてくれる話。 『星空文庫』初掲載作品です。 初稿:3219文字。 改稿:3799文字。
『今夜も、あの月あかり照らす歩道橋で。』の番外編 最終話、シリーズ完結です。 突然の帰省をしたリョウは、マドカを思い出の場所へいざなう。 最後にやってきた歩道橋でリョウはマドカをまっすぐ見つめて・・・。 【本編 今夜も、あの月あかり照らす歩道橋で。】【番外編1、2】【スピンオフ1、2】も、どうぞご一読あれ。
アイスプパロディ 転校してきたイケメンを頑張って落としたい奴。今までかわいさで誰でも落としてきたから、初めは余裕だと思っていたが…… かわいくて、ビッチで、計算高いやつかと思いきや、意外とバカで純粋なやつだったりする。そんな友達のことが、ずっと気になってたりする。 転校してきたはいいが、うざいくらいかまってくるやつがいる。俺がちょっと虐めただけで泣いたり、ちょっと手を繋いだだけで顔真っ赤にしたり。俺の一挙一動で色んな顔を見せてくるこいつは、一体何者なんだ。
『雨くゆる、日曜2時に紫陽花まえで。』のスピンオフ。 陸上部部長・イセヤと、マネージャー・ミサキの中学2年生から始まった初恋物語。 本編【雨くゆる、日曜2時に紫陽花まえで。】と、【番外編】も、どうぞご一読あれ。
『今夜も、あの月あかり照らす歩道橋で。』のスピンオフ2です。 サツキとの初デートにこぎつけたダイゴ。 ”俺に惚れさせるカッコイイ・デートプラン ”は完璧だったはずが・・・。 【本編 今夜も、あの月あかり照らす歩道橋で。】【番外編1、2】【スピンオフ1】も、どうぞご一読あれ。
全3章の短くまとめた短編です。 人間の心に潜む願望や多くの人間がそうである様に 物語の主人公では無い人間の末路を描きたいと思っています。
変わってしまった林檎のように赤い美少女と黒髪の旅人(剣士)の青年がある1人の美しい吟遊詩人による予言のような言葉で絶対という確率の出会いを果たします。そこから2人の旅はスタート。正義のために戦う赤い美少女と黒髪の青年…相手は世界。考え方が違く対立し続ける敵との交戦。傷だらけになりながらも戦う少女。これを青年はどう思いどう行動するか…。