初投稿です。前回(2015.8.30)のコミティアにて書かせていただいたものです。 この小説は、自分の人生観のようなものを少し表してみたく書いたものです。日々生きていく中で、ふとこの日常がとても虚しく感じる瞬間というのが誰にでもあると私は考えます。その時、死というものを見直すことで生がより濃くなっていくような気がします。この話は後ろ向きな最後ですが、メッセージとしては前向きなものが込められていると理解していただければ幸いです。 ちょっと何を言っているのか自分でも分からなくなってきました(笑)何かアドバイス等ありましたら何卒よろしくお願いします。 akaHOLIC氏の表紙:http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=52280673
男は若く優秀な芸術家であったが、不治の病、心臓結晶化病に侵されてしまう。作品を作れなくなる恐ろしさに震える主人公は、ついに最後の作品を作ることにする。
深夜の高層ビルの屋上に、対峙する二つの人影。一人は白装束に翁の能面をした男。もう一人は黒い全身タイツに黒いマントをかけ、ドクロの顔をした怪人。 能面の男がドクロの怪人を指差しながら叫んだ。「観念しろ、ドクロベーダ―!オゾン層破壊装置はすでに…
高橋勝司の一人娘恵理が、占い師から譲り受けたリングが、人間の潜在能力を引き出すリングとなり、家族、学校街全体をも変えてしまうほどの力を持つが、一方では欲望を増すリングも登場し、学校も街も破壊される中、子供達と街を守るために勝司は一人立ち向かう。
荒俣宏先生が執筆された「帝都物語」。かの伝説の小説を読み、もし主人公「加藤保憲」がこの時代に現れたら…。そんな妄想をしているうちに、妄想は膨れ上がり、生まれて初めて、筆をとってみることにしました。 本作は、「帝都物語」の登場人物を同名の人物を登場させていますが、荒俣先生の作品とはまったくの別物、別の世界として書いてございます。 -あらすじ― 現代の東京。「ある出来事」をキッカケに刑事・加藤保憲は目的の見えない怪事件に巻き込まれていきます。事件解決の先に見えるのは… 魔人降臨を目論む謎の組織との戦い。「真に平和な世」は訪れるのか…。 -そして僕のつぶやき- 現在、序章・一章は書き終えていますが、頭の中のプロットは8章分… 仕事の合間に書き溜めて、序章・一章を書ききるに要した時間は1年。 はたして、僕は書ききることができるのか?!
「お会計は五万七千八百九十二円になります」「えっ!」 渚は改めてスーパーのカゴの中身を見た。夫の恵介の給料日だから、久しぶりにすき焼きでもしようと材料を買ったのだが、うっかりして無広告の肉を入れてしまっていた。恥ずかしいが商品を交換するしか...
最近、夫の挙動が怪しい。わたしに結婚してもらった恩を忘れ、浮気などしていたら即刻離婚してやる。現代は女性優位の時代だ。総理大臣を始め閣僚はほぼ全員女性、上場企業のトップも大半が女性で占められている。そんな時代に、わたしのような輝かしいキャリアの…
「僕」はある朝見知らぬ部屋で目覚めた。手掛かりを得ようとも部屋に来るまでの記憶がない。窓も玄関も開かない密室に閉じ込められてしまっていた。食料は十分にあるので少なくとも3カ月は生き延びることができるだろう。犯人は一体誰なのか。何が目的でこんなことをするのか……。
CMが終わり、番組のタイトルが表示された。『第一回 輝け!超能力者マージャン大会』スタジオの中央にマージャン卓が据えられ、それを囲むように観客席がしつらえられている。すでにマージャン卓には四人の男たちが座っており、その横に派手な蝶ネクタイの…
本作品は2008年に、成田良悟氏がエイプリルフールネタに書いた二次創作小説「Fate/strange fake」の二次創作(三次創作?)です。 設定が面白かったので「どうせエイプリルフールネタだから誰も書かないだろう」と思い立ち、書きました。書いた当時はまさか数年越しに作者自ら執筆するとは本気で思っていませんでした。 せっかく書いたものなので、お蔵入りするのももったいないと思い、原作発売前に一ファンとして投稿させてもらいました。これを機に「Fate/strange fake」を読んでいただければ幸いです。 追記15年8月 漫画一巻を読んだので冒頭等を加筆修正しました。原作か漫画一巻を読まれた方はその続きで読めるようにしています。
惑星フローラに単身赴任することになって一番落胆したのは、園田本人より妻だった。「あんなド田舎の惑星に左遷されるなんて、あなた、いったい何をやらかしたの?」「別に思い当たることはない。単に順番だろう」「そんなことあるもんですか…
「核兵器がダメになってるって、いったいどういうことよ!」この国初の女性大統領がそう叫んだのは、外部から完全に隔離された秘密会議室の中だった。大統領の前にいるは、制服を着た恰幅のいい初老の男と、背広を着た老人である。制服の男は困ったように...
戦争のあっけない幕切れと平和のための未来的解決策のおはなしです 小説家になろう始めました、そちらにも掲載しております→ http://ncode.syosetu.com/n2654cw/
三国志の英雄関羽で、現代ものSFパロディみたいなものを書いてしまいました。 英雄を現在に蘇らせてみたいと思いました。 ※注意※「私」は女子大生。語り部としての役割で、恋愛描写はありませんが、彼女と関羽との交流は描かれています。
『書記長室』と書かれた部屋のドアがノックされた。「いいぞ、入りなさい」「書記長、失礼いたします」「ああ、おまえか。今度はどんな揉め事だ?」「用件が揉め事だと、よくおわかりになられましたね」「これだけ続けば、わしだってわかるわい。で?」「また...
某大学の基礎医学研究室。デスクに座った白衣を着た高齢の人物が、入って来た若い男に尋ねた。「ああ、篠田くんか。卒論のテーマは決まったかね」「一応決めたのですが、このテーマでいいのか、ちょっと悩んでいます」「ほう。どんなテーマかね」「浅野教授はマゼランというサプリを…