四百字という制限の中で、どれだけ物語の世界を広げられるか。深められるか。はたまた、高められるか――そんな試行錯誤を集めた習作集です。
ある暑い夏の日、町を歩くうちに私はあるものに気づき足を止めた。板塀には歪に丸い節穴が開いていた。 私はその穴を覗きたい衝動に駆られる。そして私は何を見るのだろう。
彩さんのメモは警察の捜査内容を詳しく載せられており、その時の状況などか一目で分かるため、貴重な資料として残されていた。
幸典は、誰もいなくなってしまった世界で一人、犬に囲まれて暮らしている。 元はスキー場だった斜面に面したロッジのひとつで、静かに日々を送っていた。 だがある日、禍々しい影が、彼の世界に侵入した。
純粋無垢な女優が悪役を演じるために手に入れたもの。それはマリス(悪意)を栽培するキットだった。 最後にあとがきもご覧ください。