神の悪戯か、本来は決して会わない二人が運命の出会いを果たした時。 歴史は、その流れを大きく変え始める。 『己の夢を実現する可能性があるのに、それを諦めようとする者は負け犬だ』 己が主と認めた彼女のため、彼は持てる知識と経験の全てを捧げる。そして、彼女の理想実現に携わるうちに、夢のため、彼女のため、歴史を変える決意をする。 『実にいい目をしていた・・・・・・』 彼を信じた彼女は、彼を己が軍師として迎え入れ、己の理想を共に実現とする同志とした。彼の軍師としての働きを通して、彼女は彼が持つ力を見出し、彼への信頼、絆を深めていく。 出会うはずのない二人の出会いは、歴史への挑戦者誕生の瞬間だった――。
川を下る白いいかだ、その上にならべられた色とりどりの灯篭。片櫛という地に伝わる祭事「たまおくり」の由来を描いたファンタジーです。
一橋派、敗北せり。 朝廷が下した勅諚により、圧倒的優勢だった一橋派は敗北を余儀なくされる。敗北により、一橋派の仲間たちは、バラバラになってしまう。そして、慶喜もまた、深い絶望の中にあった。 だが、三成だけはまだ諦めていなかった。 絶望的な状況の中で、三成は一人希望を捨てず、逆転のための策を深く静かに実行していく。そして、逆転の鍵を握る都市『横浜』へと、三成は向かう。『横浜』で三成を待つのは希望か、はたまたさらなる絶望か? その一方で、一人の英雄の命が燃え尽きようとしていた。 命の尽きかけた英雄は、未来を三成に託す。 軍師三成の真骨頂が、今発揮される。
産業革命が起きる前の英国ロンドン風ファンタジー。マチルダは奇抜な格好と無愛想な性格が玉に瑕の売春婦。レオはそんなマチルダにぞっこんだが、マチルダは店の金を持って失踪する。彼女の隠された秘密とは?
高校二年生のあたしは初めて彼とドライブに行った。ダムにできた湖、そこには昔、村があった。睡蓮の花を取ろうとしたあたしは、謝って湖に落ちてしまった。浮かび上がった先には見知らぬ農村が広がっていた。他サイトでも掲載しております。「小説家になろう」 http://ncode.syosetu.com/n2969dc/ 「pixiv」http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1500494
時代小説です。五月雨の中を二人の旅人が行く。だが、一人が高熱を出して雨宿りすることに。彼を介抱していた香澄重太郎はあることに気づいた。(「さみだれ」)香澄重太郎は仕事がうまくいき、夜霧丸を誘って遊郭に向かう(「続・さみだれ」)二話以降強い性描写や残酷表現がございますのでご注意ください。pixiv、「小説家になろう」の成人向けサイトでも公開しております。
世の中は「〇〇離れ」と言って、若者のせいにしまうことが多々ありますが、きちんと見つめて考えて欲しいのです。 情報を鵜呑みにするのではなく、きちんと見つめて、しっかり考えれば、真実が見えてくるのではないでしょうか。
ザーブル城のヒルメス殿下の許を訪れた、『妹姫』フォルツァティーナ。彼女は『お土産』と称して、ナルサスの依頼でルクナバード探索中だったギーヴの身柄をくれました☆ そして兄王子にねだるのです、魔道士に会わせて欲しい、と。
ジャスワント視点。シンドゥラからペシャワールに戻ってきたアルスラーン一行ですが、風邪的な軽い病で、ジャスワントが寝込んでしまいます。ソレを契機に、近付く臣下たちの距離。その夜王太子が黒豹に与えたのは、自分がかつて姉から与えられたのと同じ種類の『護符』。ソレは更に昔、裏切りの万騎長から姉に贈られた護符でもありました。
ヒルメス殿下とフォルツァティーナ姫の、義兄妹成立秘話。・・・正直、書いてる本人もこの組み合わせは予想外でした。
姫殿下とギスカール公とザンデ卿の、奇妙、というか、絶妙な三角関係です。ルクナバード創生ネタがメイン。(隙間ネタ・・・。)原材料は、ザンデ卿の王宮出禁疑惑と、ルクナバード鍛えたの誰よ疑惑です。
ペシャワールの昼下がり、黒衣の騎士と万能待童の会話。まだ隻眼の万騎長が行方不明時の会話なので、クバード卿が死んだかのような会話になっておりますので悪しからず。ダリューンとか、他の万騎長からするとシャプールさんといつも2人セットな感じがしていたと思うので、シャプール卿が・・・、ならクバード卿も・・・、漠然とそんな感覚なのかな、と。
無事、ペシャワール要塞に到着したアルスラーン一行。王太子は万騎長キシュワードに、王都での姉・フォルツァティーナの様子を下問する・・・。キシュワード→フォルツァティーナ。万騎長が少々ヤンデレ気味です。
カシャーン城砦からペシャワール要塞へ行く道すがら。アルスラーンが臣下たちに、望郷の表情で語るのは『家族』の話。彼にとって唯一の『温かい』家族、『姉上』の存在だった。 『弟』が姉について、キラキラした瞳で語っていた頃。彼の『姉』は、弟の仇敵、侵略者の首魁である筈の、ギスカール公の寝台に居た。