救急搬送された博子は、輸血が必要になるが、彼女の血液は希少血液のボンベイ型だった。 24時間以内に輸血をしないと命が危ない。 医師達が頭を抱えていたその時、一人の青年が名乗り出る。 彼こそ博子を救った若き刑事・河内 剛だった。 剛の輸血により一命を取り留めた博子は、彼にほのかな恋心を抱き、同じく剛も彼女に惹かれるが、博子の体はもっと深刻な状況に陥っていたのだった・・・ 病気と愛の発端を描きだした青春の純愛物語、第二話登場!
17歳の博子は、物心がついたころから母親がなく、大学の教授で心理学研究員の父・五郎と二人で生活していた。 ある日、博子は持病の対人恐怖症を克服するため、五郎に連れられ大学を訪れる。 病気の克服のため必死に人々とコミュニケーションを取ろうとする博子は、いつの間にか父とはぐれてしまう。 そんな中、大学の機密情報を狙った自爆テロが起こり、迷っていた博子は事故に巻き込まれてしまう。 爆破による衝撃で多量に出血してしまった博子は輸血が必要になるが、不運にも彼女は希少血液型・ボンベイ型だったのだ。 薬師丸明が描く「蘇る太陽」の姉妹編、新感覚の連続ドラマ型小説で登場!
薬師丸流ハードボイルド炸裂! 一人の少女を守り抜くため、男は立ち上がる!! あらすじ 日本の五本指に入る凄腕殺し屋・岡倉浩一は、神戸で裏切りにあい、夜行列車で相席した少女、明子に介抱してもらう。 列車を降りてもついて来る明子を厄介払いしようとする岡倉のもとへ、明子の父親を名乗る男・和典が現れ、いきなり明子を殴りつけたのだ。 状況が飲み込めず、勢い余って出て行ってしまった明子を心配し、同士の二階堂と探しに出た岡倉が目にしたのは、自分の居場所を聞き出そうとした男の拷問にあい、聴力を失った明子の姿だったのだ。 自分の行動を悔やみ、明子を守り抜くため、二階堂、和典とともに一丸となって闘う決心をした岡倉だったが、彼らに差し向けられていたのは、依頼人の神崎が岡倉と明子を消すために送り込んだ、腕利きの殺し屋達だった。 やがて明子の出生の秘密を絡め、事態はより複雑化していくのだった・・・
ネオテック工業甲府工場長が、勤務時間内に工場内で撲殺死体となって発見される。 この工場は、会社全体の赤字のしわ寄せで閉鎖される事になっていて、従業員側と会社側の話し合いが行われている最中だった。 会社側の代表として工場閉鎖の先頭に立っている工場長は社員から恨みを買っている。 容疑者は当日勤務していた三百人!
とあるホテルの一室で不倫カップルの心中遺体が発見された。 最初は単なる心中事件と思われたのだが、捜査が進むにつれ さまざまな不審点が浮かび上がってきた。 殺人? 密室殺人? 犯人は? 犯行方法は? (ストーリーの進行上、情交に関する描写やセリフが出てきます。 良い子の皆さんは読まないようにしてください・・・(笑))
高速道路のサービスエリアで、トラブルに巻き込まれ死んだ老人。 身元を示すものは何一つ無く、どうやってここまで来たのか、足取りも判らない。 しかも、ポケットに入っていたのは帯封の付いた札束。 いったい彼は何者なのか?
我々に、驚きという娯楽を与えてくれる、マジックの世界。 しかし、その裏側に秘められた人間の野心と苦悩とは… 敏腕ジャーナリストが暴き出す、手品師たちの素顔。 タネもシカケもございません。
記憶の全てを失った私立探偵クリス。彼に与えられた使命は、行方不明の女性を探す事。 過去の全てを思い出せない殺し屋アンナ。彼女に与えられた試練は、とある男を殺す事。 やがて二人は、そのターゲットがお互いの事であると気が付いてしまう。 架空の街、常代町で繰り広げる二人の心理ゲーム。 ――背中越しに、寂しげなラヴソングが聴こえる。
児玉鳴海は若きエリート社長である。 彼は主人公か、世界を救った英雄か、それとも、宝を食い潰す悪魔か……。 それは誰にもわからず、正解もない。 自分なりの答えを探してみてほしい。
一人の青年風見鶏 景虎。彼は不思議な力を持っていた。 それは死人に心を売り渡したことで得た力。 何故彼が心を売り渡してまでして力が欲しかったのか、 それは8年前の事件が全ての“始まり”となっていた。 8年前の事件をきっかけとした景虎は復讐を胸に歩き出す。また 彼の仲間もそれぞれの思いを抱え同じように歩みを進めていた。 彼らに待っている“終り”とは何なのか、 景虎とその仲間が繰り広げるシークレットストーリー。
SHADOWという謎のデスゲームに巻き込まれた神威《カムイ》高等学校 2年B組の生徒達12人。 果たして主催者の真の目的とは? そして、12人の運命はいかに___________!?
ある日、私立探偵 尾田三郎のもとに、谷町五朗警部から持ち込まれた殺人事件。とある編集部の部長が、ナイフで刺殺されたのだ。しかし、その部屋は犯行当時、完全な密室だったのだ。
パチンコ店の社長が殺されその日の売上金が盗まれた。殺人犯二宮勝成は闘争中事故死する。翌朝早く、付近は大パニック。大金が風に舞い、群集が興奮して拾い集めている。篠崎肇はTV中継されるパニックを面白そうに見ていた。昨夜遅く会社からの帰りの山道で道路上にアタッシュケースが落ちているのを発見。ケースの中には三千万円近い現金が……。肇は咄嗟に思いつきその中から300万円ほどを周囲に誰もいないのを確かめて、崖の上からばら撒いた。TVのキャスターはパチンコ店から盗まれた金が交通事故で空中に飛散したものとつたえている。篠塚肇はこれで残りの金はすべて自分のものになったと確信する。しかし肇の行動は目撃されていた…… 人間皆邪な存在だ。性善説など絵空事でしかない。しかしほんとうにそうなのだろうか…ふと浮かんだこの疑問を問題提起してみました……
私は幼い頃から私をじっと見つめる監視人の存在を知っていた。監視人は私が今日の地位を得るまでに、その妨げrとなるもの総てを抹殺してきたのだった。だがその行動は次第にエスカレートし、ついには私自身さえ無視するようになる……