逃れられない運命。 どんなに身分を隠しても、殺人者の弟ってことがばれてしまう現実。 一億総監視を受けている現実が加害者の家族を追い詰めてゆく。 罪は兄弟までもが償わなければならないのか。 償いの意味を問う。 償うとは何か、真実とは何か? 第一章。
【お知らせ】 存外話が増えてしまって、チャプターの並びを変更するのが一仕事になってしまいました。 それで、話の並びを「古い順から」に再編集しました。 一番上が一番古く、下に行くに従って新しいものとなります。 なので、今回の更新からは一番下のものが最新作です。 最新作にはタイトルへ【NEW】を付けましたので、クリックしていただけると直接飛べます。 皆様にはご面倒をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。 ◎主にお題を元に創作したものと、散文です。 全て短いお話ばかりのオムニバスですので、お気軽にどうぞ。 お題には主にtwitterの三題噺ジェネレーターを使わせていただきました。 更新は不定期です。
そこはわりと評判のいいメンタルクリニックだった。「野口さん、診療室にお入りください」妻らしき女性に付き添われて入って来た男を見て、医師はすぐに異常に気付いた。目の焦点が合っていないし、何かブツブツ言っている…
美容院のドアを開けた途端、西城の足元に何か茶色いものがまとわりついた。驚いて下を見ると、モコモコした毛の小さな犬だった。「まあ、チャッピー、おやめなさい。お客様が困ってるでしょう」 そう言ったのは、この店のオーナーらしき婦人であった…
いくつかここで問題があります 問題はたったの2つ 貴女ならどう答えますか? グロテスクな表現がございますので、閲覧の際にはお気をつけ下さい
そこは従業員百名ほどの小さな会社だったが、不相応なほど立派な従業員用体育館を持っていた。体育館としてはもちろん、従業員の集会などにも使われている。「社員全員体育館に集合しろって言われたけど、何かあんの」「さあ、よくわからんけど、社長命令らしい…