まったく人気の出ない路上ミュージシャン。 そんな主人公の歌を始めて聴いてくれたお客は、薄汚れた酔っぱらいのオヤジだった。 始めは邪険にするものの、オヤジの告げる言葉は主人公の歌を変えてゆく。 「もしかしたら、このオヤジは歌の神様?」
大学受験に失敗して祖父の経営していた古本屋を受け継ぐことになった主人公は、毎日暇を持て余していた。 そんなある日、店内に置かれていた木製のソファーを売ってほしい、という妙な少女が店に訪ねてくる。 ゴスロリファッションに身を包んだ少女と、今一やる気のない主人公の話。
ナナメ、ゼロ、キリコの三人は単車を転がす日々を送っていた。 峠攻めの山頂で休息を取っていると、キリコの元へ、夜の深い誘いの手が忍び寄ってくる……。 青春ハードボイルド短編。
種を超えたテレパシー。12歳の葵が愛犬キートンと本当の自分を見つける物語。 最終版です。一度読んでいただいた方も再度、間違いさがし感覚で読んでいただいても楽しいかもしれません。
現実とは残酷なもので、私のささやかな願いさえもいとも簡単に壊してしまうんだ… 昔書いた散文詩を集めてみました 藁 ホント昔なんで下手くそです 藁
高校野球の名門、東尾商業へのスポーツ推薦での進学を希望する、中学三年生の井岡誠と、学業最優先の進路を強要する、父・義秀の、親子間の葛藤を書いたお話です。主人公と同じ中高生や、その年代のお子さんがいらっしゃる方に、特に読んでいただきたいと思っています。