親友が自殺した真相を追いかけるミステリー風短編。 (著者がサイトに載せていたのを転載しました。 ※そのサイトからは削除したので、ここだけの掲載です ※書き直したものを改めて載せるつもりです。)
台風による大雨で中津川の一部が氾濫した。そして小規模な土砂崩れが発生、それに巻き込まれたような格好で男の死体が発見される。身元は佐波原姉市埋蔵文化財センター調査課長の加藤清志だった。 多摩中部署の刑事柏崎一茂は加藤の死を佐波腹署の若手刑事猿橋弘毅から知らされ驚いた。加藤と一茂とは大学時代に入っていた考古学研究会で先輩後輩の間柄だった。加藤を知る一茂は用心深い加藤が、台風による豪雨で土砂崩れを起こすような危険区域に立ち入るはずがないと疑問を口にした。だが佐波原署は威圧的に事故としてt結論付けてしまう……
とある心療内科には、奇妙な患者が通ってきていました。 彼女の真の目的はなんなのか?? エスカレートしていく患者の行動に追い詰められていく 医師と看護師の様子を描きました。 最低2人の男女でもできる舞台脚本にしたいな、と意識しました。
ある日突然、地球上の主要都市の上空に巨大なUFOが出現した。あらゆる通信が妨害され、スクランブル発進した各国の戦闘機は航行不能になって不時着した。いよいよ人類最後の日かと人々が固唾を飲む中、世界中のテレビ画面がジャックされ、各国の言語でメッセージが…
女優を目指していた「あやは」は、事務所の社長と男女の仲になる。 しかし社長は血も涙もなく彼女を捨て去った。 あやは は、彼に復讐する事を誓い、悪魔に魂をうったのだった。
メキッ、というイヤな音がした。車体の左後ろだ。原田はあわてて車を少しバックさせ、降りて見てみた。ちょうど後部車輪の前辺りのボディーが凹み、赤い塗料が付いている。見るのが怖かったが、相手の車のバンパーの右側にも、原田の車の白い塗料が薄く付いて...
母を6歳にして亡くした主人公粟崎 利乃【あわざき りの】は、母が亡くなったことをきっかけに全ての感情を失くしてしまった。 だが、利乃は中一の春に一つの感情を取り戻す― それは”友を思う優しさや喜び”だった… その感情を思い出させた人物、それは、幸本 由斗【こうもと ゆうと】 ごく普通のどこにでもいるような明るい青年だった。 由斗には多くの友人がいて、親友もいる。 利乃はいつか俺も由斗の親友になりたいとひそかに思うようになっていた。 そして、由斗は一つ誰にも明かしていない秘密があった… それは、幼いころのある小さな一つの事件にあってからの事だ ”不思議な能力”…と言ってもいいだろう 利乃はその不思議な能力に引き寄せられたのか、はたまた偶然か… ―これは、ある殺し屋の家族とある日突然不思議な能力を身に付けてしまった笑顔の絶えない明るい少年を描いた現実にありそうでない話―
おれが宇宙を好きなのは、そこがリアルな世界だからだ。こうして母船を離れ、大気圏外を遊泳しながら地球を眺めると、そこがいかに虚偽に満ちた世界か、よくわかる。やれ法律だ、やれ経済だ、やれ政治だ、などと喧しく言い立てるが、そんなもの虚構ではないか...
時は大正。内務省の下部組織である帝都情報部の特権諜報員「零零七式」こと是結翻人(ぜむす ほんど)、21歳。 不幸な生い立ちからか、人を愛することや生きる喜びを知らない彼が、偶然受けた ある任務を通して それらを知り、人として成長する物語。