「わたしを奴隷にしてください」 この一言がアキホの人生を変えた。 依存女子カリン。化物山男トウマ。冷徹美女サキ。世界存在ヒルコ。カリンに巻き込まれたことで、アキホの人生は一変した。 世界はそれほど退屈ではじゃないらしい。
「好きな人に『好き』って言われるだけで奇跡的じゃない。」 「100%」や「0%」、「絶対なんて言葉は無いんだと育ってきた。 その言葉だけが私の唯一の救いで、その可能性だけが私の希望だった。 「絶対なんかない」と信じてきた私が目の当たりにする今ここに在る「絶対」。 可能性なんかないのに、それでも期待して、傷つくの分かってても近づいてしまう。 私にとってあなたってなんなんだろう。 友達や親友、先輩や恋人、人と人の関係性にはいつも何かラベルがあるけど 私は今でもあなたとの間にあるはずのラベルが分からずにいる。 それがいつか分かる時、その時もやっぱり私は傷つくのかな。