淵戸日奈が持ち込んだ宝探しの依頼を受けた天谷郁太は,いくつもの暗号を解き進め,ついに日奈の言う「お宝」にたどりつく.
カナエは、家から学校まで充分自転車で通えるのだが、15分に1本の不便なバスで登校をしていた。 ある日、家を出る時間が5分ほど遅れ駅までの道のりを早足で急ぐと、後ろからボサボサ頭の男子に追い抜かれてしまう。なぜか釈然としないカナエは、歩く速度を上げ追い抜き返すと、ボサボサ頭も躍起になってカナエを抜き返す。駅までのデットヒートが続く......
ついさっきまで傍にいた。その時最後まで話していた。だれより傍にいた。でも、やっぱり離れた瞬間に恋しくなる―――。蘭丸を想い、自室で過ごしていた拓人の携帯が、ひそかな願いの引き金を引いた……。あんこの初めての腐作品。完結モノ。(※ソフトな腐女子のため、肉体的な表現は一切含まれていません)
ベストセラー本『一瞬で心をつかむ、できる人の文章術』でおなじみの、高橋フミアキ先生の殿堂入りメルマガ、「ポンポコ先生のライタースクール」で紹介してくれた300文字小説の作品です。