登場人物 考古学サークル 野上礼奈 条南高校2年 主人公 福田透 条南高校2年 歴史好き 大堀祐介 条南高校3年 部長 考古学部はわずか3人の部員しか居ない そんな部活でも野上礼奈は元気いっぱいだ 各地の古墳を巡る
「好きな人とかいないの」 それは希からの先制攻撃。まるで私の本音を引きずり出そうとするナイフのようだ。 知っているくせに、卑怯者め。 そんな気持ちを込めながら、私も言葉のナイフを構えなおすのだ。――『女の子は、いつだって貪欲なんだから』
竜軌に襲われた傷心を、風見鶏の館で癒し、荒太と共に帰宅した真白。彼女を包む兄・剣護にしがみついて眠りに落ちるが、目覚めると、窓の外には前生、本能寺で死んだ嵐下七忍・兵庫の懐かしい姿があった。 「浮かぶ面(おもて)は 右を向いて 左を向いて 無限の広がりが ただそこに在る」 面相というタイトル、苦肉の策で画像の帯ブレスを選んでみました。人の持つ顔は一つではない、というテーマがこめられたタイトルです。
博子の病室で、ばったりと顔を合わせた園田と蛯原。 誘拐事件の話が博子に聞かれてはまずい状況にあることを知っている二人は、ひとまず外に出てそれぞれの状況を説明しあっていた。 その時、博子の病室から銃声と悲鳴が聞こえてくる。 だがそこで、正義の考え方の違いから、二人が対立、一人駆けつけた蛯原が見たものは、無残にも破壊された窓ガラスと、謎の怪人の姿だった。 蛯原は意を決して怪人に立ち向かうが・・・ 10話到達にして、恐怖の殺人鬼と正義漢との決闘の火ぶたが切って落とされる快作!
風見鶏の館での、要と舞香による気遣いは、傷ついた真白の心を慰めた。 真白を守れなかった自分の失態が、剣護の怒りを買うことを受け容れる荒太に対し、真白は何とか剣護が荒太に手を上げるような事態は避けたいと頭を悩ませていた。 そして荒太に送られ家に辿り着いた彼女は、そこに立つ剣護の姿を見る。
「生きるってなんなんだろうね」 消える少女、少女の残す意味深な台詞、少年と周囲の間に生じる認識の齟齬。少年は、その謎を解明するべく行動を開始するが――