風見鶏の館での、要と舞香による気遣いは、傷ついた真白の心を慰めた。 真白を守れなかった自分の失態が、剣護の怒りを買うことを受け容れる荒太に対し、真白は何とか剣護が荒太に手を上げるような事態は避けたいと頭を悩ませていた。 そして荒太に送られ家に辿り着いた彼女は、そこに立つ剣護の姿を見る。
「生きるってなんなんだろうね」 消える少女、少女の残す意味深な台詞、少年と周囲の間に生じる認識の齟齬。少年は、その謎を解明するべく行動を開始するが――
高校2年生男子生徒が送る女子生徒への純愛物語 果たして彼の愛情表現は彼女に伝わるのか...?(目線:女子たまに男子side)
「私」がいつものように仕事を終えて帰宅すると、部屋には過去の自分の「幽霊」がいた。 自分が目をそらしてきたもの、逃げてきたものはなんだろう。 「私」は「幽霊」を通して大事なものを見つけていく。
探偵事務所を経営している『 葉山 』は、私立探偵。 ある日、事務所の電話が鳴った。 『 随分前に家出した息子を探して欲しい 』 初老と思われる声の主は、年配の婦人だった。 葉山は、早速、調査に取り掛かった・・・
桜の花びらが舞い散る頃、小学校の卒業式の日、俺はある女の子と約束を交わした。 「帰ってきたら、付き合おう」 高校二年にもなっても桜の咲く時期になると思い出してしまう。 あの黒髪の似合う女の子はもう、戻ってこないのだろうか。あの約束はどうなるのだろうか。 小学生の時の約束なんて、、。でも、どこか約束を未だ信じていたい自分がいた。 しかし、ある日いつも通りに帰宅しているとこの辺りではみなれない金髪の女性が、、。
主人公の男子高校生が、通学中によく見かける公園で、同い年の女子高生と出会い、その人と相思相愛となります。 しかし彼は、別の女子高生と交際中。 しかもその女性が、以前から公園内に出現すると噂される幽霊ではないかと聞くと、それを確かめに公園へ。 真夜中、雪の降りしきる公園内では、まるで白昼同様の輝きを放つ、空へと続く階段を、同様に溢れんばかりの光を放つ彼女の姿が。 彼は迷うことなく、彼女を大声で呼び、彼女はそれにこたえるように、彼のもとへと駆けつけます。 彼は、彼女に自分の気持ちを告白し、彼女も好きだと答えました。 キスをしようとしたら、彼女はさらに強く光を放ち、階段とともに姿を消していました。 その後……という内容です。