剣護が鏡子と消えてから、残された怜たちは喪失感に打ちのめされる。 真白は剣護を目前で失ったあと、気絶したままだった。次に目を覚ました彼女が怜と荒太に語った言葉は、思いもよらないものだった。怜は心の痛手に苦しみ、妹である真白の存在にすがろうとする。
理学療法士である細田昌守は、訪問リハビリテーションをするために岸坂光一と契約を交わす場面から始まる。岸坂光一は年齢、五十歳前後。体が動きにくくなり、人に見られたくないという理由から、家に来てくれるリハビリ、つまり訪問リハビリを受ける事になる。しかし、光一の病気は筋委縮性側索硬化症といい、筋肉の力が弱くなり、息を吸う力もなくなってしまう、予後五年と言われる難病であった。 昌守は最初、光一にリハビリをするものの、病気には勝てず、徐々に病状は悪化してしまう。昌守はリハビリをしても仕方がないと考え、リハビリは終わりにしようと考える。しかし、光一はリハビリをする目標が仕事を復帰するためだとわかり、昌守は絶対に不可能だと考える。しかし、リハビリに対する光一の希望は強く、それに流されてリハビリを続ける事になる。リハビリとは何なのか。昌守と光一が刻んだ家の中の物語が始まった。
どうやら俺… 死んだみたいです… 人は死んだらどうなるの? 天国?地獄?それとも…無? いいえ、それは第二の人生の始まり。 出会いと別れ… ちょっぴり切ない恋… そして事件… 生命の終わりから紡がれる物語。 それが『セカンドライフ』
生まれ故郷の村に帰ると、自分が竜宮城で過ごしたわずかの間に何十年も経過していることを知って太郎は愕然とした。 住んでいた家は畑に変わって…
田舎での法事の帰り、田岡が夕暮れの迫る山道を運転していると、今時珍しいことにヒッチハイカーに出会った。どうしようか迷ったが、特に急ぐ用事もないし、交通量も少ないので乗せることにした。 近づいてみると三十代ぐらいのやせた男で、顔が青白く…