孤児院で出会った僕と君。 君はどうして泣いていたの? 君はどうして死んでしまったの? 君と過ごした日々を振り返る。僕の思い出の物語。
青山海林脳外科病院の一室に点滴の滴の音の中で1人の少女が眠っている。 この物語は起きられなくなる病気と闘い、恋も経験した少女のお話である。
別名義で参加した企画に提出した、或る少年と少女の話。関西コミティア46で発刊する短編集・逃げ水に改稿版を収録しています。いつかその背中に追いつくことができたなら、そのときは。
「実は好きな子がいるんだ」 ――そう言ってはにかんだあなたは、あたしの初恋の人でした。webアンソロジー企画「色恋企画(http://nanos.jp/irokoi12345/)」に提出。
恋が終わるときっていつだろう。 ――それはきっと、今、この瞬間だ。/ collaboration with 佐原たし
――水川くんが死んだと聞かされたのは、そんな重い知らせとは真逆の、澄み切った青空が広がる絶好のプールびよりの頃だった。焦がれる少女と少年の話。/ cover illustration 佐原たし
高校生の松山千里は何者かに殺害される。生前の恋人である加藤智哉が毎日お墓参りに来てくれる中、犯人の逮捕を祈る千里。そんな千里のもとに一人の男が現れ、智哉が犯人だと千里に伝える。
『君の見つめるその先に』の【番外編 最終話】の小話集です。 本編に載らなかった裏話・裏設定モロモロ。 『君の見つめるその先にシリーズ』も、どうぞご一読あれ。
俺の前に三年ぶりに妹が突然姿を現した。だが魔術師である俺に下されたのはいわゆる「妹討伐令」。それもそのはず、妹は俺たち魔術師と敵対関係にある超能力者だったのだ。しかしそもそも魔術師と超能力者の境界があいまいであるこの世界で俺は妹を討伐する気にはなれず、その妹を仕方なく家にかくまうことにしたのだった。