僕・笹川悠介は自他共に認めるシスコンだ。きょうも妹の未来のために弁当を作って学校へ行くと、幼馴染の澤尻鼎と中学からのクラスメイト浜菜禊に突然告白を受ける。いや、そんなこと言われても僕はシスコンなんだけどなあ…… ※タイトルは仮です。片手間に書いた作品なんでいつ完結するか、そもそも完結するかは、それは作者のやる気次第……
大学生の俺のささやかな楽しみを邪魔したのは歩道で眠る女性だった。 しかも、その女性はよく見ると小学生の頃の友人で、俺の家に一晩泊めてくれと頼みこんできた。 同じ年齢だけど、学生と社会人で大きく変わってしまった環境と、それでも変わらないものを描いた心がほんわかと温まる恋愛未満の短編です。今回は食欲の秋なので「牛肉」をテーマに書きました。
高校生が、誰もが小さい頃にやったことがある遊びをやるとどうなるかを描いた物語です。 高校生にとっては遊びじゃねえんだよおおおおおおお!!!!!
-光樹と駒萌の帰り道。ちょっとした寄り道- ハンバーガーショップに行き、席の空いていない状況。 そんなピンチを救った、光樹の行動とは……? ・・・・・・ シリーズ印象補完。短編。
マイペースで年相応に見えない幼なじみ、加賀爪かすみ。 高三の夏休み。受験を控えたマイペースな彼女と振り回される俺の日常。 あの夏、俺は彼女と過ごせた時間を無駄に消費していた。 キーワード 病気/恋愛/青春/吹奏楽/受験/ほのぼの/無邪気/一人称/ラノベ
純白の白である私と、漆黒の黒のあなた。 私たちは決して交わってはいけない関係。灰色にはなれない関係。 心を閉ざし、口も閉ざしてしまった少女と、黒い闇を持った優しい男の純愛です。
熱帯夜。エアコンも明かりもつけずに暗い部屋に横になっていると、ベランダにある訪問者が現れる。 モリ君と名乗る、巨大なコウモリだった。なんとも礼儀正しく腰がやわらかいモリ君は、横になってるりょう君を夜の飛行に誘う。 ぎらぎらした繁華街の明かり。夜に生きるようになっているコウモリ君にとって、昼のようなネオンの明かりはつらいということ。 りょう君は森に行くことを提案したが、モリ君はその森から来ていた。かつての森と違い荒れ果てた森は、食料もなくただの闇へと化していた。だからやむなく街に降りてきたのだと。しかし、それらを一切責めず自分たちの判断だというモリ君。 そして、自分たちが昼の明るさが怖いのは、暗さばかりをみているからだと。その逆も当てはまり、明るさ・暗さどっちかばかりを求める者にとって、その反対のものには恐怖を覚えると。だからたまには逆さになるといいと伝えて去っていく。
長瀬が作家になりたいと思ったのは、中学二年の時だった。たまたま見ていたテレビで、流行作家の谷川新之介の自宅訪問をやっていた。都内の一等地に豪邸を構えている割には、本人はボサボサの髪に無精髭、ヨレヨレの和服をだらしなく着た、冴えない中年…