かなり暗めです。最近コロナでDV被害が増えているらしいというのを聞いてから、何か書けないかと考えていましたが、小説という形で出すことにしました。当事者の方々が不快にならないよう、配慮はしているつもりですが何かありましたらコメントにてお願いいたします。 女性は力がない代わりに言葉の暴力などで相手に攻撃する場合が多いようですね。 男性側が妻からDV・レイプ被害を受けることもあることを知っていただけたらと思います。男女比では全体の約二割のようです。 前回の小説の「雪月波瑠」の兄が出てきます。時系列としては事件の1ヶ月後になります。 佐藤蓮(れん)35歳は結婚後よりDV・レイプ被害を受けているが、誰にも相談できず、また被害者という自覚がなかった。部下の雪月春彦27歳はそんな佐藤のことを気にかけていた。しかしある日を境に、事態は急速に展開していく。
合衆国の秘密組織《エスメラルダ機関》の研究が、不死の超人をアメコミの世界から現実に引きずりだした。 那智剣吾――彼はアメリカにその肉体を不死身の超人兵士に、その運命を戦う者に変えられてしまった。 最初はテロ事件の解決者として、次は主要国に牙を剥く、『自我を持ったコンピューター』の破壊の使命を負う者として、彼は世界中を飛び回る。 不幸な少女マリアと出会い、彼女の庇護者とならんと決意した時、彼はエスメラルダ機関と訣別する。そして自我を持つコンピューターに作られた超人兵士若林がかけがえの無い友として、彼とともに立つ。 この物型は、生きる運命を誰かに弄ばれることに抗う剣吾の、愛と、血と、暴力と冒険の黙示録である。