御伽の詩 / 遠吠負ヶ犬 作
遠吠負ヶ犬 作
                      あるいは全てを救った勇者の詩
                      あるいは救われなかった少女の詩
                                    
                      あるいは去る手を引いた手箱の詩
                      あるいは行く背を押した硝子の詩
                                    
                        あるいは月に届けた悲哀の詩
                      あるいは泡沫に無くした愛の詩
                                    
                        あるいは時を超える御伽の詩
                                    
                              紡ぎ、繋ごう
                                    
                            開演と再演の詩を
「はじまり、はじまり」
御伽の詩 / 遠吠負ヶ犬 作
