時代小説です。五月雨の中を二人の旅人が行く。だが、一人が高熱を出して雨宿りすることに。彼を介抱していた香澄重太郎はあることに気づいた。(「さみだれ」)香澄重太郎は仕事がうまくいき、夜霧丸を誘って遊郭に向かう(「続・さみだれ」)二話以降強い性描写や残酷表現がございますのでご注意ください。pixiv、「小説家になろう」の成人向けサイトでも公開しております。
シベリアの鉄道。夜間。猛スピードで列車は走っている。モスクワ行き特急イワン号。列車の中に人影は、まばらである。ただし、一人の風采の上がらない男と非常に美しい女が向かいあって座っている。二人は、とても若い。もしかすると二十才を越えていないかもしれない。よく我々は人を外見で判断して失敗するのだが、男も女も、さっぱりとした服装に身を包んでいる。見たところ、良家の出のようだ。
ある一人の少年は一人の少女に恋をする。 またある一人の少女は少年の生き方に興味を抱く。 他の少年はある少女を疎ましく思うが、何故か突き放す事ができない。 また他の少女は、なかなか答えてくれない少年に怒りを覚え始める。 そんな、少年少女達の少し不思議な恋のお話。
親友のように仲がいい一卵性双生児のアキとナツは、双子なのに性格もなにもかも全く違った。 そのふたりが同時に好きになってしまったのは、先輩アサヒ。 そんな想いを知らず、アキはその恋心をナツにうちあけてしまう。 言えない秘密。すれ違う想い。掛け違うボタン。 切なく交差する淡い想いの行方は・・・ ≪全71話 完結≫ 【君の見つめるその先に シリーズ】【指先で紡ぐぼくらの・・・ シリーズ】【短編集】も、どうぞご一読あれ。
バレエダンサーを志す高校生の有希がある日目が醒めると、同じベットの中に居たのは彼女の担任教師だった。彼は言う-有希は、俺の、妻だ。 十年後の世界へ一日だけタイムトリップしてしまった少女と教師の、長いお話。 連載中です。
大学を中退し、フリーター生活を送る主人公春樹は、無意味と感じる日々を送る中、やがて『死にたい』と思う様になっていた。 しかし、その事を誰かに相談する事も出来ず、明るく前向きだった性格は一変、ネガティブで卑屈な考えばかりするようになってしまった。 恋愛すら億劫になっていた春樹は、かつて想いを寄せていた相手ジェシカと旅行先で関係を結ぶも、それは不本意でそこから親密な関係に発展させる事は無かった。 年の初めに人生に絶望し、ついに首つり自殺を図る春樹だったが、それを救ったのは大学時代の友人、楓と美夏だった。
クリスマス・イヴにようやく気持ちを確かめ合ったショウタとシオリ。 しかし、シオリの兄ユズルの事故により、ふたりの状況は一変する。 そのやさしくあたたかい想いは、次第に次第に重くなる・・・。 ショウタの為に別れる決意をするシオリと、決してシオリと別れないと言い張るショウタ。 強すぎる想いが互いを傷つけ、再びシオリからは笑顔が消える・・・。 【橙色のミムラスを、笑わない君に。】の続章。 ≪全60話≫