地方の田舎の由緒ある神社に住む高校二年生の春哉は、日中は学業そしてスポーツもできない、いわゆるダメ男であるが妖怪とコミュニケーションが取れる。 しかし、春哉は日を問わず、その地方に住むこの世に存在しないはずの者妖怪や幽霊が人に害を与えぬように封印しなければならないという決まりがあり、丑の刻になると代々培われてきた遺伝によりもう一人の自分が表に出る。頭脳、運動すべてにおいて別人に変貌する。 いつも通り退治し倒したはずの幽霊を春哉は封印できずにいた、それは小さい頃交通事故でなくした、幼馴染のひなのであった。春哉そこで使命を裏切りひなのを助けてしまう。 結ばれるはずのない二人の時計が動き出す
『人生を恐れてはいけない。人生に必要な物は、勇気と、想像力と、少々のお金だ』 年の差のあるカップルと、カクテル「チャーリーチャップリン」のお話。
今回登場するお酒はシードルと、ジンベースのカクテル、ネグローニが登場します。この2つのお酒から連想させる、甘くも苦い、昔の話。
同棲している彼氏、ハルが帰ってこなくなった。 ナツキは二人のこれからについて答えを出そうとするが…… あなたの近くにも居そうな、ありふれたカップルの小さなラブストーリー。
いつかの時代。オレンジ色の屋根が立ち並ぶどこかの町で、時々屋根には青いインクのしみがつくんだって。町の人たちは「ありゃあ、天使さまが歩きなさったんだ」っていうんだ。屋根の上には天使さまがいて、天使さまが歩くとその足跡が青いしみになって残るんだって。 出稼ぎにその町で働き始めた九歳の少年、東洋人の末裔のリュウリの目は不思議。その不思議な目でリュウリは天使さまを見つけてしまったんだ。刷毛みたいな翼の先っぽから、青いインクをぼたぼた垂らしながら、何の気にも留めずのんびり屋根伝いに歩く天使を。 ――これは、翼から空色のペンキを零し続ける天使の少年と、色覚異常を持つ煙突掃除の少年の、三年間の思い出。