『こぼれたゆくえ』『口にせずにはいられない』の登場人物が出てきます。 愛することは知っていても、愛されることに鈍いひとのお話です。 すこし同性愛的な表現があるかもしれません。苦手な方はご注意を。 人がなくなるなのは、いつまでたってもかなしい。
高宮涼は不思議な体験をした。それは八代かえでという同年代の人の声が聞こえない。異なる言語、ということではなく、同じ言語を話しているのに、ハウリングを起こしたようにまるで聴こえない。それは彼女の立場でも同じようでーー。
今から20年後の物語。 ある時、記憶が散り__ ある時、花は消える__ 壊滅状態の日本は、かつての咲き乱れていた花に力を借り、 平和を取り戻そうと、 『魔物』の鎖から放たれようと、 今日も足掻く。
地球人(ヒト)の少年・甲田瑞樹と、「妖精」と呼ばれる宇宙人・スズの話。 宇宙人の到来によってヒトは大幅な技術の革新を手に入れ、遂に宇宙へ進出した。 だが一方で、「妖精はヒトにとって致死性の病気を保菌している」という噂が流れ出し、ヒトが妖精を迫害し始める。
時代遅れの青空教室で僕は学んでいる。でもこんな教室も緑いっぱいな田舎も小姑みたいな先生も僕は大っ嫌いだ。 先生はわざわざ都会に出てからここに戻ってきたみたいだけど、僕には納得できない。 と思っていた。先生の想いを聞くまでは。
園田が警察を去った今、一人謎の怪人と戦う剛は着々と捜査を続けていた。 そんな中、園田に会った剛は、ある異変に気づく。 園田の歯茎から血が出たり、腕に紫色のあざができていて、それらが博子の症状と全く同じなのだ。 犯人を追う剛の胸の中に、ある疑惑が芽生え始める。 「博子と園田は実は恐ろしい病気に犯されているのではないか」と・・・ 蛯原、園田たちと言った仲間達を犠牲にした長き闘いはついに最終章へと突入する、重要なパイプとなる16話‼