【Twitter300字ss】 使用お題:飾る ジャンル:オリジナル 備考:Twitterで開催している300字ssに参加した際の作品です。超! のつく短編です。主人公が珍しいかも。 あと「要素」に凄い悩みました。どれも当てはまらない……。 超備考:新作書いたらTwitterで告知してます。宜しければ。http://twitter.com/drawingwriting
おれとヤツは古い友達だ。おれは能力は人並みたが、絵だけは才能を持っていた。一方、ヤツは大金持ちで勉強や運動もでき、容姿端麗で絵も上手かった。大人の言う『完璧な人なんていない。ほんとうに恵まれた人なんかいない。みんな欠点や悩みを抱えてる。それが人間。それが人生』は嘘だ、おれはそう思ってた。おれたちは同じ都立高に進み美術部に所属した。やがて、ヤツに彼女ができた。おれとヤツは美術展に出品するため絵を競ったが、このとき得意分野の絵でもヤツに負けた。おれが誇りを失った矢先、ヤツの彼女に本当はおれが好きだったと告られた。おれは毒づき、走り去った彼女は事故で亡くなった。狂気と憎悪はヤツに向けられ、おれは葛藤の末、ヤツを刺し殺した。現場に来た顧問の先生から時間をもらい、初めて颯の孤独と『完璧な人間などいない』ことを悟った。同時になぜ殺人が人類最悪の罪かという厳粛な3つの理3つの理由に思い当たった。
健一郎は、昨年亡くなった祖父の為に精霊馬を作成していた。 親族が初盆の準備を進める中、いとこの凛、伯父の智志と会話している内不思議な事に気付き……。
あなたはどんな妄想をしますか? 幼い頃の傷を胸にしまったまま大人になったアラフォー女子「はな」が、心理的な殻に閉じこもった妄想生活からドロップアウトを試みる物語。 年季の入った「妄想ドロップ」は、なかなか手ごわいのです^ ^ Sizuku Wesugi
「節操がないな」約束した喫茶店に遅れて来て、最初の一言がこれである。青島はコーヒーカップを持つ手を止め、ムッとした表情で空野の顔を見返した。「え、なんだよ。ぼくが新人賞に応募したことがそんなに悪いことか」背広の上着を脱いで自分もコーヒーを......
はいっ! 出ました僕2~! … はい、落ち着きます。(^^;; 2ということですが、これはその後、ではなく、もう一つの物語的な感じで進めてまいります。 これだけ読んでもいいんですが、できれば前作から読んでいただきたいですね。