140字のマイクロノベルには収まりきれなかったお話たちをまとめたもの。 ちょいと伸びてしまったことにかけて、「止まり木の根っこ」と名付けました。
七月のある雨の夜、俺は篠田から理由もわからずに十歳ぐらいの女の子を押し付けられた。持て余した俺は、別れた妻・香織に助けを求めた。香織は少女に「あのん」と名付け、それからあのんと香織と俺、三人の奇妙な同居生活が始まった。 かりそめの短い幸せ、そして思いもよらぬ破局── もの言わぬ少女を巡るバイオレンスサスペンス(一八歳未満は閲読不可) 全九話、性描写は第五話のみ。2017年10月6日改稿版掲載。
今は昔、陸奥国は安達原に、旅人を殺してその肉を喰らう鬼が棲むという噂がございました。那智の修験者・東光坊祐慶様が、廻国修行の途次で遭遇した恐怖とは。能『安達原(黒塚)』を翻案した、怪異物語でございます。 ※ 縦書きでの閲読を推奨いたします。
例の初代夫妻はエデン星から地球に拉致された挙げ句、謎の悪党に虐待されて、その子孫が我々で今に至ってるって御存知でした?? エデン星と地球は別宇宙にあるんです☆彡
〈あらすじ〉 ゲームセンターのワニ叩きゲームからワニが一匹いなくなった。叩かれることに嫌気がさしたワニと、ワニを叩くことを生き甲斐にしていた無職の男。ワニはいったいどこへ行ったのか。無職の男は生き甲斐を取り戻せるのか。ラストはちょっと奇妙でどこか温かい、西川真周の小説処女作。