舞台は現代の東京。『イデアリスト』と呼ばれる少年少女たちが、己の理想世界を追いかけるライトノベル。彼らは『イデア・エフェクト』という精神波を生み出し、人々に己の理想を波及させる力を持っていた。主人公である少年『切辻練吾』の理想は、強姦魔や殺人犯を撲滅すること。ヒロインである『マリィ』の理想は、悪人に束縛される全ての弱者を救出し自由を与えること。 それぞれの理想は全く異なり、誤解し合い、争いながら成長していく。そんな中、東京中を無法地帯に陥れようとする悪のイデアリストが現れ、主人公たちは彼らと対立していく。
舞台は22世紀の日本。西暦2101年、花想(かそう)元年。 全ては一通の予告状から始まった。 「愛しのマリカへ。素晴らしいプレゼントをありがとう。君にぴったりのドレスを贈るよ」 その意味不明の文章に、一般大衆は恐怖で戦く。 「怪盗マリーに果たし状!?」 「返り討ちにされるぞ!?」 「今度は誰が消されるんだ!?」 混乱を鎮めるため、政府機関は秘密裏に「彼ら」を呼び出す。 「――宝石強盗を始末しろ――」 不気味な女たちのパフォーマンスショー、開幕!!!!
もしもさ、 僕が記憶喪失になったら君はどうする? 君が知ってる僕じゃなくなっていても…。※続きは本文へ。@ココミュ(台本)
母から女王様を捜すよう命令され旅に出た小学生の井原徹は女王様を見つけることができず実家に戻る船に乗った。 倉田茜は家族で松山に帰省する船の中で知り合った徹に実母を亡くした経緯を打ち明けたことで物語は転がり始める。 地図に真直ぐに引かれた二本の線の下に人間には知ることができない狐福が眠っていた。
一週間後、僕は結婚する。僕の部屋に彼女が引っ越して来る事が決まり、仕事が休みの今日彼女の荷物整理を手伝う約束をしていた事を僕は…。※続きは本文へ。
『恵梨佳 -エリカ-』 僕は急に呼び出され夜九時の公園に向かうとベンチに座る恵梨佳がボーッと夜空を見上げていた。いつもはポニーテールにしてるのに今日は髪をほどき月明かりに照らされた恵梨佳は何とも妖艶だった。 『奏恵 -カナエ-』 僕が部屋に入るなり「豊君でしょ?」と人形のように動かず窓辺の椅子に座る盲目の彼女は言った。開けていた窓から風が入り込み長い髪を遊ばせながら、見えないのに何処か遠くを見つめていた。※続きは本文へ。
「ねぇ、明日晴れるかな?」「はぁ?」「晴れるの~。晴れないの~」「今日はまだ天気予報見てないから知らないけど」「な~んだ。つまんないっ」「酔ってんの?」「酔ってないっ」「酔ってんじゃん…」※続きは本文へ。
『さよなら』をテーマに二つの詩を贈ります。それぞれ違う意味での『さよなら』ですので、楽しんでいただければ…。※続きは本文へ。@ココミュ(台本)
僕は両親と折り合いが悪く高校を卒業してから直ぐ就職し、隣町のこの部屋に住み始めた。 それから半年が過ぎた頃から、何が楽しいのか二つ下の従兄弟の愛佳が学校帰りに寄るようになり、いつの間にかもう一人分の食器が違和感なく増えていた…。※続きは本文へ。
突然ケータイにメールが届いた。知らないメールアドレスからだった。 『やぁ、神崎君。元気にしてるかい? もう、恋い抱くクラスメイトの大島由実には告白しただろうか? 何で知ってるかは後々気づくだろう。それより明日の放課後、君の大好きな大島由実は図書館前の横断歩道で車に轢かれて死んでしまう…』 助ける方法は…。※続きは本文へ。
三つの話に関連する少女『カヤノ』…。 顔を横に向けると短めのチェック柄のスカートからスラリと伸びた細い脚が目に飛び込んで来た。ドキッとして起き上がると黒髪で長めのポニーテールの少女が赤いフレームのメガネ越しにこちらを見ていた。同じクラスのカヤノだ…。※続きは本文へ。
中学三年の頃、私には大好きな人がいた。 いつも側にいたから好きと伝える事さえ出来なかったけど、それでも良かった。 同じ高校に行こうと約束していたし、まだ時間はあると思っていた。 そんなある日…。※続きは本文へ。