序章では薄いですが本編はがっつり同性愛要素がでてきます。
あなたはねえさんの生まれ変わり。芋虫が蛹になって羽を生やして蝶になって出てくるみたいに、だんだんねえさんになるのよ。 十三夜、月見の夜に死んだあの子のお話。
婚約者の玲子から電話があった。会社の帰りに研究所に寄って欲しいと言う。イヤな予感がした。というより、イヤな予感しかしない。それでも、寄らない、という選択肢がないことは、自分でもよくわかっていた。ぼくは小さな出版社で、先端科学関係のライター...