幼い頃から人間になりたいと願う人魚、ミナミ。 周りに内緒で人間のボーイフレンドを作り、人間になるための方法を探す毎日。 そんなある日、ミナミは赤い髪の少年に出会う。 大きな大きな海の世界の、恋のお話。
「あのね…。 明日からは、一生懸命頑張るから… 今日だけは弱音はいても良いかな…? ※続きは本文へ。@ココミュ(台本)
はたちになった女子大生のひとりの日常。彼ができるまでの静かで情緒的な物語です。 また、オニャニョコが出ちった。クスッ。だけど、おれ、やっぱり「幻夢現無(げむげむ)」みたいな人殺しの話を書きたいワ・
音を楽しむ女子と、主に洋楽を好む男子。 時間が経つにつれて、男子の、音楽という芸術に対する感じ方も少し変わり、少しずつ惹かれ合う。 そんな二人を描いたもの。 ベタではない恋愛もの(を目指しているつもり)と音楽とを合わせたものです。恋愛ものを書くのは初めてで不慣れなので、評価は期待できませんが、読んでいただければ幸いです。
内向的だった僕の初恋相手の【彼女】。僕の回想で描かれたこの物語の序章。夏の夜を掻き乱す民話と彼女の不思議。
「おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!」の著者であります、村上凛先生の新作発売決定を記念した掌編です。
戦前から「嫌悪の坩堝」と呼ばれた風の街、『赤江』。 差別と貧困に苦しみながらも前だけを見つめる藤代友穂と、彼女を愛する伊澄銀一の若き日の物語。 この街で起きた殺人事件を発端に、銀一達とヤクザ、果てはこの国の裏側で暗躍する地下組織までもが入り乱れ、暴力の嵐が吹き荒れる! 前作『芥川繭子という理由』に登場した人物達の、親世代のストーリーです。 直接的な性描写はありませんが、それを思わせる記述と、残酷な描写が出て来ます。