明るさが君を傷つけたとして、僕はそれを恨むだろうか。暗さが君を引っこ抜いたとして恨むだろうか。 なんで隣にいて、何もできなかったか後悔するのだろうか。恨みもするし、後悔もする。 しかしその起伏を起こさせる物事は、常に規則正しく世界を回っている。 メビウスの輪のような世界に、いつの間にか誘われ入り込んでしまっている。 僕は、色んな葛藤をしていく。陰陽は常に、悠然とただ回っている。 見るたびに僕は思い起こすことになるけれど、いつか忘れて見ることという行動だけが、残る。 そしてなんて綺麗なんだと思うだろう。その両極があってこその世界なんだ。 そしてまた同じことを繰り返していく。それもまた綺麗なことだ。
心が硬直して、かさかさになって、訳が分からなくなって、けれど何か大切なものがどんどんこぼれていくような気がする。 そんな時、あがいていろんなことしてみるけどしっくりこない。歩いてもみる。 いつもの光景の道。けれど、何かに目が留まって、一気にこみあげてくる人間的な思い。 その息吹があるから生きられているようなもので、だけど、それが一体なんなのか、定かではない。 だから掴もうとそっと手を出す。なかなか難しいその作業。 けれど、それは大そうなものじゃなく、ほんとそこら辺に転がっているもので。 なんでもない変哲のないものを愛せるものが、言葉を物語を紡げるのだと思う。
冬になって葉っぱを落とした、樹たちは枯れ死んだと思われて、そうそう抜かれないと思っていたら、結構抜かれてしまって、代わりに、街灯という外炉樹があたりを埋めていた。 その者たちの言葉はほとんどわからず、テカりものの常用広葉樹さんたちも困った顔している。 夜長に思いを巡らせても、世を間違えたかのような感覚になる。 ほとんどを概念化された物事に追いやられ、ただ夜空を眺めることも遮られてしまう。夜だというのに、活動したいという概念が、明かりが澄み切った漆黒の夜空の邪魔をする。 しかし、自分が歩んできた自然とともにある感覚である、直感を大切にしたほうがいいと訴えてくる。もう自分の中の自然を踏みにじりたくないのだ。