森日向は大学で知り合った猫田さやかとやっと告白し恋人になれた。 だが、さやかは両親を亡くしたショックで記憶喪失になってしまった。 日向の事も恋人であった事も忘れてしまった。 日向は懸命にさやかに尽くし友達として接していく。
僕は毎日、宿題を忘れてしまう。でも、それには理由がある。悲しみを抱えた父、イモ虫とカエル、それは蟻の行列のようにくねくねとして一列に繋がっている長い物語なのだ。
トランペットを演奏することと、指揮をすることに熱中している夏野甘奈という大学生。ちょっと口は悪いけれど、おおらかで明るい性格の彼女は周りからの信頼も篤い。母校の中学校の吹奏楽部の指揮者を任されて三年目の夏、ひょんなことから訪れた楽譜倉庫で、一枚の古い楽譜に出会うが、その楽譜には誰も知らない「呪い」が封じ込められていた……。
だって一ノ瀬さん僕と違ってイケメンだし。背は高いし、お客さんの受けもいいし、僕の届かない範囲のものまで楽々手が届くし、僕の見えない店の奥まで見渡せるから、一ノ瀬さんがいると万引きの被害もないし、それに、西日が差し込む時には日よけにもなるし、それに、それに……
怪談のドキドキと先生に見つかりませんようにというドキドキと一ノ瀬君と一枚の布団の中にいるという嬉し恥ずかしのドキドキに、私の胸はもうドキドキドキドキ……。
ふたりは今日も何か言い合ってる。顔面に直撃したとか、血まみれになったとか、勝ったのは私とか、隠れて特訓なんてセコいとか、そんな事言ってる奴のがよっぽどケツの穴が小さいとか……。──まあ、付き合っているようには見えないけど……。
『強くならなくちゃ』 ノートに走り書きした 誰かが何かをする事に期待して、 自分じゃ何もしなかったつまらない日常、 壊そうと思ったんだ。※続きは本文へ。@ココミュ(台本)