恋人との電話の話です。
刹那に永遠が内在するなら、あの冬の日にもう物語は終わっていたんだ。 ここに涅槃文学を記す。最期の言葉が、始まりの色香が、誰にも解らない答えへと繋がる。
2021年1月7日に終末が僕の世界に訪れた。それは恣意的な、個人的な終末だった。僕は終末から世界を救うために祈った。