詩終 7 (眺め)


何も意味はないから
ぼくは今をそのまま生きる
この世界にいるから
この世界の中でやることをやりながら
ただ映る今を見つめ
きこえる今をきいて
時に君とかおまえとかが目の前にいて
いなくなって
とか、起こるでもなく流れていくような
今に
そのまま漂う
やがてぼくの中の死が育つ
ぼくの生と交代する今
に出会う
ぼくはそのまま見つめる

詩終 7 (眺め)

詩終 7 (眺め)

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2025-12-14

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