夏休み。高校一年生のまどかは、クラスメイトの誠司とともに、スマホ幽霊ゲームに夢中。そんななか、廃寺に行くと誠司が言い出して……
「男同士は微炭酸飲料水のCM如く爽やかなのに対し、女同士の友情のそれは薄っぺらくてクソなのはなぜ?」 「女は一番自分が可愛いからだよ」 「なるほど、私が基本的に百合に萌ゆらないのはそれか」 九重 敦代、通称 アツさんは重度のオタク腐女子である。どこかの大富豪が月に150万通帳に振り込んでくれることをいつかいつかと待ちわびているただのOLを演じつつ、SNSのヒッソリと奥深いところで活動している。仕事のできる彼女だが、1つ重大すぎる欠点があった。そう、万物において好き嫌いが激しいのである。同担拒否、リバ地雷や絶対固定CPなどの地雷過多はもちろん、過激派オタク、メンヘラ、サブカル糞女などが大嫌いなアツさんを唯一広い心で受け止める友人のテンコ。そんな二人を中心に、今日もSNSを仲介しながら崇め奉り、ディスる日々を送る。
「おい、ここはどこだ?」隣に座っていた上司の寺島に肩をゆすられ、相川はハッと目を覚ました。特急列車の揺れが心地よく、いつの間にか眠っていたらしい。「えっ、あっ、ちょっ、ちょっと、待ってください」客車の前方にある電光表示で次の停車駅を確認すると......
周りに廃れた建物が広がる広場の真ん中で演説する男を見つける少年。 その少年の脳内には数々の言葉が鳴り響く。 ここはどんな世界なのか―――。この少年は何者か―――。 平和とは、何なのでしょう…。
良い人は死んだら天国へ。 悪い人は死んだら地獄へと行く。 なら、"良いことも悪いこともせず、死んだ人はどうなるのだろうか? そんな事を、1人の青年……加治木碧真は、昔からずっと思っていた。 そのせいか、彼は幼い頃から1人で過ごし、1人で生きてきた。 しかし、ある朝目覚めると、世界は一変。 "紙様"と名乗る存在の、『暇つぶし』に付き合わなければならなくなってしまう。 「"良いこと"も、"悪い"事もしてこなかった俺だけど、最後くらいなら、良い人でいよう……かな」