謝って済む問題か、などと言って怒る人がいるが、逆に言えば、大抵のことは謝れば済むのである。それを謝らないから問題がこじれるのだと、若山は思った。「どうして、あたしが謝んなきゃいけないんですか?」若山の予想通り、新人の酒井は口を尖らせた......
辻ヶ丘四季譚登場キャラの番外編になります。基本的に台詞のみです。重要なネタバレは含みませんが目安として、舞台となっている時期を記述しております。
我らは平生から王を望んでしまう。 虐ぐ者、圧制を好む者の愚かさと、その孤独など解りきっていながら、それでもやはり想うのだ。 意志と鼓動が死ぬのなら、それは支配の元であったほうが救われるのだと。差異の無い、孤独と調和は最も忌むべきものなのだと。 全ては我らが弱き“人”であるが故。 ・・・これから我らは王を襲うであろう孤独からは目を逸らし、思考の彼方に封印して愚かさの盃を溢れさせる。赦せ、王の蛹よ。白痴なのは御前ではなく我らなのだ。 斯くして王は生まれたり ・・・王よ、決して調和に呑まれるなかれ。 (他サイトにも投稿)