なにかの物音で目を覚ましたあやめはぼんやりとした意識の中、音の方向に向かう。 その音の正体は、同居人で恋人の篠倉結(ささくらゆい)がコーヒー豆を砕いている音だった。 これはなんでもない朝のひと時の会話。
ある幼稚園に咲いた一輪の梅の花、はるつげ。彼女が恋をしたのは、あるみつばちであった。 はるつげが梅干しになるまでの物語。