世界と自分達を救うため、土壇場で時を戻した勇者一行。世界は過去へ戻ったが、勇者達は過去の自分達の中へは戻らず、同じ時空に繰り返し、何度も存在することになってしまった。増えていく勇者一行の密度は増して……。
追憶と葬送。 追憶は未来の僕が思い出せるように。 葬送はあの日の僕を見守るように。 だから僕は詩を紡ぐ。
残酷にも、記憶は絶対ではない。いずれ忘れゆくものだ。だから僕は小説を書き、詩を紡ぐ。あの日の僕への葬送と、未来の僕への追憶のために。
三国志武将を拝借した完全なるオリジナル創作。※作品には歴史上の人物を用いておりますが、人物描写や言動については当方の創作により作成しております。閲覧の際はご留意ください。