概 略 ウェブによる電波時計のシェアが世界で99%となった時、二人の主人公がウェブサイト時計の時間繰上係数をコントロールすることに成功しました。例えば1分を70秒で繰り上がるように、また逆に1分を50秒で繰り上がるように。そこに目をつけた2人の男とその周りで起こる人間模様を描きました。構成は「プロローグ」の他、4章から成るオムニバス形式です。30代半ばの主人公武田と、後輩キャラの鈴木。協力する官僚袴田の絶妙なやり取りももう1つのこのストーリーの醍醐味と言えます。携帯端末による不正という現代の病気と、それに立ち向かう3人の戦いを、主人公の軽やかな性格が、ひとつのエンターテイメントを助長しています。
掌編小説です。初めて挑戦してみました。これは恋愛もの、と言えるのでしょうか。純文ぽいです。18禁になるような描写はなるたけ避けましたが、ちょっと話しにくいところを表現しています。初体験を終えた高校生の女の子が同じ時期に手に入れた、もう一つの経験がテーマになっています。よかったら、ご覧になってみてください。
流れる、風も、飛ぶ、雲も、大自然の、約束ごとの、中に、生命すを遊ばす。われらは、いかに、生きるか、考えなけらば、ならない。
「あーあ、もっと純粋な中学生になりたかったなぁ。もう手遅れだけど」 「いいや、全然まだ間に合うさ」 「なぜそう言い切れるの?性格の基は変えようとしても絶対に変えられないのものだよ」 「変えられる、ということを俺が証明すればいいのか?」 「いいよ、面倒くさい」 周りからは、自己中心的、あるいは厨二病と言われるある少年の話。 「僕は正しくないよ。名前に『正』が付いているけど」