死にたいと言えば気持ちいいが、そこからわたしは生み出したい。死の先に、虚空の先にあるもの、ないものを探し求めて。
レゾンデートルのために創作しています。もしもわたしに創作がなかったとしたら、わたしはとっくの昔に阿佐ヶ谷のボロアパートで自殺していたか、あるいは、天空の楽園に咲く白い花々に包まれながら、阿寒の地にて世界で一番美しい死を迎えていたことでしょう。
園芸部の思い出から始まる駿河桔梗は、失恋と深い絶望を経て精神病院で哲学的な青年・霧島渚と出会い、激情的な「覚醒」を求めるが、渚の死をきっかけに生き残った少女が新たな使命を受け入れて生きる決意をする。
高校の同級生に向けての謝罪と贖罪と説明と提案。ここから世界永遠平和を実現させましょう。