死にたいと言えば気持ちいいが、そこからわたしは生み出したい。死の先に、虚空の先にあるもの、ないものを探し求めて。
レゾンデートルのために創作しています。もしもわたしに創作がなかったとしたら、わたしはとっくの昔に阿佐ヶ谷のボロアパートで自殺していたか、あるいは、天空の楽園に咲く白い花々に包まれながら、阿寒の地にて世界で一番美しい死を迎えていたことでしょう。
『周波数』 世界は、振動でできている。 感情も、記憶も、愛さえも――すべては“周波数”だった。 人の感情を色として視る高校生・神崎蓮は、ある日、謎の少女・雨宮澪と共に“神の声”を観測してしまう。 それは宇宙創造以前から響く、始まりの波。 そして、「生まれた意味」の答えだった。 政府の極秘実験、崩壊した先史文明、世界を裂いた《神災》。 やがて蓮は、不老不死の神の巫女ヘレーネ・ルイス・ユニバースと出会い、“神のレゾンデートル”を巡る運命へ巻き込まれていく。 ――愛とは何か。 ――孤独とは何か。 ――なぜ宇宙は生まれたのか。 波のゆくさき、凪の先、ゆらぎの先へ。 これは、“神の声”に選ばれた少年少女たちの、終末SFファンタジー。