月丘 唯花。18歳。 大学進学を控えた秋、 階段から足を滑らせた唯花が 目覚めたのは、 なぜか事故が起こる前日だった。 避けられない運命を前に、 唯花がとった行動とは―――。
ダクラの見舞いに来たアラシュはミュールドの勧めでトースにて神話学者ハイルドの家に赴く。しかしそれはミュールドの罠だった。
架空の世界で魔法を使わずに戦う者たち。国内に巣くう人外かつ人型の生物、ガゼルとは。神話と神器の謎の奥には無慈悲な真実が。 凱風(http://m-pe.tv/u/page.php?uid=gbungei&id=1)に掲載された三部作の中でのノメイルのお話。アラシュとダクラが大活躍します。ただ少数での戦闘が好きなので、少数部隊しか描写していません。それに他国との外交もかなり疎かになってしまったようです。自分のキャラの方にばかり熱が入ってしまいました。
アイツに気付いてほしいから。 アイツに笑ってほしいから。 アイツを好きでいたいから。 海色の風をこの胸に感じて 約束なんて、要らなかったんだねと 全てをその優しく細めた目で 見つめ返してほしいから。
もし、このフェンスが無かったら 例えば、変わってしまったアイツを 本来のアイツに、連れ戻せるのに 一緒に、笑い合えるのに 約束なんて、いらないのに…
「十年前に戻る。」幼馴染から突然言われた朝実。 仕事も、私生活も何一つ不自由のない親友の恭子が姿を消した。 その日から朝実の不思議な日々がはじまる。 ねぇ恭子。全ての原因は、十年前の「あの」出来事ですか?
ああ、リナリア。 私の可愛い姫金魚草。 貴方も何時かは枯れる刻が訪れるのでしょう。 だったら今、私はこの身をかなぐり捨ててでも。 貴方を刻みましょう。私の胸にあなたを。姫金魚草の彫刻を。 愛おしい貴方が、私を取り巻く環の中から消えてしまっても大丈夫なように。